女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

単なる背伸び

 現在2021年10月9日21時58分である。(この投稿は、ほぼ2771文字)

 書いた記事を、2つに分けて、投稿する。

私「あっ、19時だ。ニュース見るか」

麻友「太郎さんは、やっぱり、NHK のニュース見るのね」

私「麻友さんは、違うの?」

結弦「お母さんは、民放だな。そういう家だったから、アイドル目指した」

若菜「あまり、いじめちゃ、駄目です」


麻友「大丈夫よ。これくらい。それより、京都大学は、入るのが大変だった分、授業のレヴェルも、高いわね」

私「京都大学に入れなかった人のために、教えてあげなよ」

麻友「太郎さんも、前に書いていたけど、数学の最初の授業で、実数の濃度は、有理数の濃度より、大きいことを、証明した。そもそも、濃度という言葉の定義をしてから、2時間で、そこまで、行くのよ。無機化学の最初の授業では、1次元の場合のシュレーディンガー方程式を、解いた。憧れのシュレーディンガー方程式が、目の前で、料理される。化学の実験の授業では、予習していかないと、何を実験するのか分かってなくて、それから、手引きを読んでいたのでは、時間オーバーすることになる。それでも、レポートは書かなければ、ならない。慶応や早稲田でも、ここまでしごかれるのかしらね?」

私「両極端だけど、放送大学では、そんな無茶なことは、されない。ただ、ほったらかしになっているのは、大学だから当然でもあり、ある人から、授業が分からないと、助けを求められたことは、ある。このブログの『1から始める数学(その8)』という投稿のコメント欄に、そのときのやり取りの記録が、残っている。抜粋すると、以下のようになる」


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質問者:全科履修生で入門微分積分の授業を受けました。微積分の勉強がしたかったからです。それ1科目しか受けてないです。


私:『入門微分積分(’16)』を履修しているのですね。  シラバスを見ましたが、正直言ってあなたには、難しすぎです。  その科目は、見ていて良いですから、次の科目も見てみませんか?科目登録はしなくてもよいです。  土曜日の18時15分からの『初歩からの数学(’12)』や、日曜日の18時15分からの『自然科学はじめの一歩(’15)』、そして、金曜日の18時15分からの『日本語リテラシー(’16)』の3つ。  特に最後のものは、レポートを書くときの図書館の使い方なども話してくれるので、今後ずっと役に立つのではないでしょうか。  第1回から見なくても良いです。  もしどうしても最初から見たかったら、学習センターへ行けば、見ることができます。  その時、数学や物理学の先生が来ているかどうか聞いて、いらっしゃったら、質問してみると良いでしょう。  放送大学の先生は、学生のためにいるので、どんどん活用しましょう。  本を買うことばかりが、解決につながるわけではありません。  それでは。


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麻友「授業が、全然分からない、と言ってきた人のときのね。どうして、太郎さんが、あんなアドヴァイスができるのか、不思議だったけど、12年大学に行ってれば、あれくらい、なんでもなく、できたわね」

私「あのときの人、5年半経ったよね。文系の高校卒に達してないくらいだったから、苦労してるだろうけど、一応、放送大学は、10年いられるんだよね。だから、まだ、4年半、残っている」

麻友「こういう、『初歩からの数学』とか、『自然科学はじめの一歩』とか、『日本語リテラシー』、みたいな科目が、京都大学には、ないのよね」

若菜「学生は、付いていけるのですか?」

私「各自、本を読んだりして、予習して来いということ。それに、付いて行かれない人は、入試で、落とされているってことさ」

結弦「お父さんは、受験戦争擁護の立場だからな。僕は、来年高校受験だけど、高校行ったら、ミルカさんみたいなガールフレンドに、出会えるかな?」

若菜「お父さんの子供じゃねー」

麻友「もてるわけないわねー」

私「馬鹿にしたもんじゃ、ないんだぞ。横浜翠嵐で、明らかに私を好きだった人、最後に、好きだったんだなあと、実感した人、私が、淡く憧れていた人、何人もいたんだから」

結弦「高校時代に、数学の話のできる、女の人は、いなかったの?」

私「岡田君、長岡君、塚田君、と私の4人で、仲良くて、次回の数学の授業で、『関数』の説明をするらしいと、情報が入ったので、私が、


私「澤野先生は、『関数って、なんだろ?』って、言うだろうよ。『ある集合の元に、他の集合の元をひとつずつ対応させる、この対応のことを、関数という』っていうのが、定義だけど、多価関数という、2つ以上が、対応しても良いものも、あるから、先生どうするんだろうね」


と、言っていたら、先生が、本当に、『関数って、なんだろ?』と言ったので、4人とも、笑ってしまった」

若菜「えっ、私、高校2年になってますけど、多価関数なんて、知りません。2つ以上対応したら、関数じゃないじゃ、ないですか」

私「うん。これは、私の調べすぎだった。高校では、1価関数以外は、教えない。私は、前日、『代数学辞典 上』で、関数の概念なんて、調べてあったから、余計なことまで考えてしまった。ただ、大学で複素解析というので、リーマン面というものを、考えるとき、必要らしい。以前は、1価関数には、関数、多価関数には、函数、と、使い分けていたらしい。でも、現在の数学では、函数という表記は、用いられなくなっている。杉浦『解析入門Ⅰ・Ⅱ』が、最後だな」

結弦「結局、もてなかったんじゃない」

私「麻友さんが、もてまくっているけど、誰かひとりを選んでないのと同じで、私も、誰かを選ぶ必要は、なかったんだ。付き合いたいというほど、好きな人は、まだいなかったしね」

麻友「太郎さん。そういう気持ち、分かるんだ。私もそうなのよ。誰かひとりを選ぶほど、恋してない」

私「もちろん、その気持ち、分かるよ。それは、発達障害でもなんでもない。正常な女の人の状態だよ。そういう状態で、無理にボーイフレンドを、作るのは、映画『レオン』でマチルダが、『お姉さん達は、タバコを吸うように、初体験をしていった』という言葉で、表している、単なる背伸びをしただけということだよ」

麻友「今晩は、いい話を聞かせてもらったから、これで、終わりにしない?」

私「じゃあ、おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

 現在「2021年10月9日21時56分である。おしまい。