女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

結婚生活をシミュレート(その2)

 現在2022年1月11日22時09分である。(この投稿は、ほぼ3164文字)

麻友「太郎さん。結婚でなくても、パートナーとして、お互い助け合っていく、仲むつまじいふたりになりたいと、言ってなかった?」

私「私、法律のこと、詳しくないから、婚姻届を出して、結婚するということが、良く分からない。だけど、私に取って、麻友さんの声が聞こえていて、ときどきデートしたりして、一緒にご飯食べる。それ以上に、幸せなことって、ないと思うんだ」

麻友「すっごくえげつないこと言っていい?」

私「いいけど」

麻友「太郎さんは、私のパートナーになった後も、私が、私の熱烈なファンに、デートして体を許しても良いと、言っている」

私「そうだね」

麻友「これを、逆に取るとね、太郎さんに憧れていた女の人が、太郎さんと、デートして寝たいと言ってきたとき、私は、駄目と言えないじゃない」


私「そこは、見解の相違があるな。まず、私は、麻友さんが他の男の人(や女の人)と寝たって、嫌じゃない。でも、麻友さんは、私がそういうことになったら、堪えられないんだろう。だったら、私は、他の女の人から申し込まれても、断るよ。だって、麻友さんが、一番大切なんだもの」

麻友「それと、もうひとつ気になっているのは、太郎さん童貞でしょ。もし私が、初体験させてあげて、どういうものか分かったら、堰を切ったように、ガールハントに繰り出すんじゃない?」

私「それも、取り越し苦労。私は、征服した女の人の数なんか自慢する、程度の低い男じゃない」

麻友「その言葉、信じて良いのね」

私「私は、麻友さんに、ウソはついてない。ただ、自分の力を過信し過ぎるので、もの凄い約束をしちゃって、後で守れなかったと言うことは、度々あったね」


麻友「太郎さんは、こんな宙ぶらりんな関係で、いつまで、堪えられるの?」


 現在2022年1月11日22時45分である。眠くなり中断。



 現在2022年1月12日18時54分である。再開。

麻友「今日は、ポートへ行ってたのね。どんな、CDを、持って行ったの?」

私「少しは、ポピュラーの曲でもいいかな? と思って、

想い出のフォーク&ポップス大全集

を、持って行って、あみんの、『待つわ』とか、かけたんだけど、余り受けなかった」

麻友「エッ!

♪かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと

♪言われ続けたあのころ 生きるのがつらかった

♪行ったり来たりすれ違い あなたと私の恋

♪いつかどこかで 結ばれるってことは 永遠(とわ)の夢

ウッ、ウッ、太郎さん。私を皮肉るために、こんな歌、かけたの?」

私「それを、皮肉と取るかどうかは、麻友さん次第だよ。ただ、麻友さんは、私の母が、『クールな人だと思った』というように、私の茶番劇のような騒動を、冷ややかに、眺めているようだ。決して、私のブログを、無視するわけではなく、いつも読んでくれているようだ。それが、分かるのは、例えば、ミュージカル『アメリ』で、ツェノンのパラドックスという数学の話を盛り込んでくれたり、1回目のファンミーティングで、ファーストコンタクト(握手)のために1万円必要で、CDとDVDを、売ったのを、ツイッターで、『はーっ』と、残念がったり、2回目のファンミーティング(2019年9月、実質的にこれが麻友さんが芸能人として姿を見せた最後となった)で、私との人間としての相性を確かめて、Go! ということになって、半年後の芸能界引退に漕ぎ着けた。というように、ある解釈をすれば、見えることなどがあるからである」

麻友「太郎さんは、もっと強引に、私を、引き寄せないの?」

私「いつもの、小説を使うなら、夏目漱石の『三四郎』という小説は、美禰子(みねこ)さんという女の人の側が、『あなたが好きよ』と、何度も暗示で伝えているのに、主人公の三四郎は、一歩を踏み出せず、しまいには、美禰子さんは、他の男の人と結婚してしまう。という小説だ」

麻友「太郎さん。自分が、その三四郎になっていいの?」

私「この小説と、私の場合が、決定的に違うのは、美禰子さんと三四郎は、直接何度も会っているのに対して、麻友さんと私は、言葉を交わしたこともない。また、私の側から、会いに行くこともできないという点だ」

麻友「太郎さん。まだ、分かってくれないのかしら? 最後のカギは、『数学』よ。私、小学校、中学校と、どの教科もほとんど満点の優等生だった。なんて、エケペディアなどに書いてあるから、太郎さんは、数学もほとんど100点だったのだろうと、錯覚している。試験前に猛勉強したから、点数が良かったのは、本当よ。でも、ちゃんと内容を理解していたわけでは、ないの。まあ、社会は、どちらかというと好きだったから、『AKB48中学社会』で、表紙に大きく載せてもらった。でも、トライ式高等学院のページで、文字式の分数の約分する“ケシケシ”の動画があったけど、数学は、本当は、苦手だったのよ」

私「もうすぐ7年になる交際で、それが感じ取れないとしたら、私は、恋人失格だろう。私の妹の話をしかけたことがあったが、妹は、関数の定義が、書けたり、数学の試験の成績も良く、高校のとき、『文系に進みます』と言ったら、先生から、『あなたは、理系なのよ』と、強く言われたほどだった。麻友さんも、同じような感性の持ち主なのだろうことは、段々分かってきた。だが、あのとき言いかけたことというのは、妹を侮辱するものではなく、そんなだった妹が、娘や息子の勉強を見ているうちに、『夕陽を結弦とふたりで、追いかけていたのよ。それで、夕陽がどんどん沈んで行くのよ。夕陽ってどれくらいの速さで、沈むと思う?』と、聞いてきたんだ」

麻友「

♪ここから手を伸ばせば

♪届きそうな気がする

♪いつもより 大きく見えてくる

♪沈む太陽

渡辺麻友さんのソロ曲『サヨナラの橋』より)

ね。一体どれくらいなの?」

私「結弦とふたりで、計算したって言うんだよ。私が、意地悪して、『赤道でだろ』とか、言ったんだけど、地球一周が4万キロ、24時間で1回転だから、4万キロ割る24時間で、大体時速1666キロと、求めた。これは、速い。どれくらい速いんだろうと、音速と比べることにした。音速は、気圧や気温にもよるが、大体秒速340メートル。だから、時速に直すと、340メートル✕60✕60=1,224,000メートル。キロメートルに直すために、1000で、割ると、音速は時速1224キロ。つまり、夕陽は、1666÷1224=1.3611…だから、音速の1.36倍。つまり、マッハ1.36で、沈んで行ってるということを、計算してきたんだ」

麻友「面白いと思い、一緒にチョボチョボで、計算してくれる人がいれば、数学は、楽しめるはずだというのね」

私「今まで、麻友さんのレヴェルを知らず、無茶なこともやってきたが、『数Ⅲ方式ガロアの理論』は、高校生の躓き易いところを良く拾っている。あれを丁寧に、麻友さんと、読んでいきたい。今ちょっと、変分原理で、もたついてるけど」

麻友「妹さんの話って、そういうことだったんだ。太郎さん、親切に説明してくれる?」

私「受験数学でなく、『麻友さんの数学』を、作って行こう」

麻友「それが、私達の結婚生活の一部なのね」

私「今晩は疲れたから、ここまでにしよう」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2022年1月12日22時49分である。おしまい。