１０年前のクリスマスプレゼント - 女の人のところへ来たドラえもん

　現在２０２２年８月１４日１１時１１分である。（この投稿は、ほぼ２２４５文字）

麻友「１０年前ということは、私に、会う前ね」

私「そう、２０１２年１２月２１日に、フェラーリの親友が、家に招いてくれた。娘さんには、『虚数の情緒』が、良いように思うと、言ってくれた」

作者:吉田武
東海教育研究所

麻友「４，７３０円もする本なのね」

私「当時は、消費税が８パーセントだったから、４，６４４円だった。だけど、私は、１１月３０日にその本を買うとき、同時に、『PC自作の鉄則』、『宇宙創成はじめの３分間』、『相対性理論』、『天文年鑑２０１３』を合わせて、合計８，８４５円も買っているから、息子さんに、４千円くらいのプレゼントをすることが、できたんだ」

若菜「それで？」

私「前回招かれたとき、息子さんが、ボールペンで、絵を描くんだ。と教わって、実際絵を見せてもらった。黒のボールペンで、写実的な絵を描いていた」

結弦「そこから、問題が？」

私「フェラーリの親友が、『息子には、ボールペンが良いと思います。２千円も出せば、十分立派な、ボールペンが、買えると思います。男のロマンでさあ』と、メールをくれたんだ」

麻友「その、男のロマンでさあ、が、問題になったのね」

私「そうなんだ。私は、受験生時代に、パーカーが出した、アインシュタインが使っていたのと同じ万年筆というのを、父からプレゼントされていた。それは、４万円だった。パーカーのカタログで、同様なボールペンは、１５，０００円くらいはする。それは、とても無理だ」

若菜「そんな、パーカーのなんて、望んでなかったのでは、ないですか？」

私「悩みに悩んで、招いてもらう前日の１２月２０日に、横浜の有隣堂の文房具売り場で、『黒一色の絵だったけど、色を変えたいこともあるよなあ、だったら、４色ボールペンの方が、良いかな？』と、思って、当時から、滑らかに描けることでは、三菱鉛筆のジェットストリームが、良いのは分かっていたので、０．７ミリのジェットストリームが、シャーペンと共に入っているペンと、F のシャーペンの替え芯を合わせて、１，３６５円で、買ってきた」

麻友「その頃から、F に、拘っていたのね」

私「さて、招かれて行く日、親友の奥様には、紫の薔薇を、一輪、買っていくことに、なっていた。ところが、花屋がなくなってしまっていたんだ。横浜中探したけど、ない。やむなく、Just for you というメッセージの書かれている、ハート型のピンを買って、プレゼントとした」

結弦「男のロマンでさあ、というのは、こういうのなんだよ。