女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

フーリエの冒険(その9)

 現在2022年10月1日17時45分である。(この投稿は、ほぼ1807文字)

麻友「太郎さん。昨日のブルバキ見てて、太郎さんに取って、これが、大事なんだって、つくづく思った。私は、実際は、高校1年生くらいの数学も、分かってない状態。でも、太郎さんを、理解するために、数学勉強したい」

若菜「その言葉を、待ってたんじゃないですか。お父さんは」

私「麻友さんと、今まで、色々、冒険を、してきた。その中で、本当に、麻友さんが、内容を理解できていると、感じたのは、『フーリエの冒険』だけだった」

麻友「私、もう少し理解してたけどな」

私「それなら、なおのこと、『フーリエの冒険』、読もうじゃないか。全文写しや、スキャンは、しない。麻友さんは、恐らく、この本を買って、読み始めていただろう。14ページまで、進んで、止まっていた。序文は、読まなくて良い。フーリエという人の話、フーリエが、ガロアの論文持って帰って、死んじゃったから、ガロアの論文が、日の目を見なかった話など、ちょっと思い出しながら、14ページまで、復習して欲しい」

結弦「僕達も、加わって、いいの?」

私「いいよ。ところで、自称数学の得意な人と、自称数学が苦手な人、の区別は、すぐに分かる。とらいむに、通っていた頃、そこでも、私は数学が出来ることで、有名だった。あるとき、数学が苦手だという人が、やってきて、

『この問題を計算したら、{\displaystyle \frac{10x}{7}} となったのですけど、解答を見たら、{\displaystyle \frac{10}{7}x} となっているんですけど、合ってますか?』

と、言った。これを、麻友さん達、どう思うだろうか?」

結弦「高校1年生でも、湘南に受かる子が、それが分からないとは、思えないな」

若菜「勉強不足ね。そもそも、その問題集を、解くレヴェルに、達してないわね」


麻友「太郎さん。家中探してたけど、何を、探してたの?」

私「高校の、英語の問題集を、京都から帰ってきた後、解いていたノートを、探していたんだ」

 今は、改訂されて、

と、4訂版が、出ている。そのときの、ノート。

言ってる意味、分かるかな?」

麻友「太郎さん。日本語は、悪筆だけど、英語は、綺麗な筆記体書くわね」

私「日本語も、いっとき綺麗な字を書いていたんだ。こんな風にね」

麻友「いつから、悪筆になっちゃったの?」

私「京都から戻ってきて、脳を壊してから、綺麗に書けなくなった。そのときの心理状態で、変わる。それより、上の写真、どう思う?」

麻友「英文を、訳してるのよね。青いボールペンの字は、模範解答?」

私「そう。英文和訳という観点からは、模範解答の訳の方が、圧倒的に良いけど、私の訳だって、グーグル翻訳より良いぐらいだ」

麻友「あっ、そうか。『基礎英文法問題精講』だから、基礎をやっているわけよね。太郎さんが、

『私はその本が非常につまらないということが分かった。』

と、

『その本はとても退屈だった』


は、違うと拘っているけど、それは、数学が苦手な人が、{\displaystyle \frac{10x}{7}} と、{\displaystyle \frac{10}{7}x} が、違うかどうかに拘っているのと、まったく同じ。英語の苦手な太郎さんは、つまらないことに、拘っていたんだ。同じように、数学が苦手な人も、一歩踏み出してみる勇気を持ってみたらいいのだと、太郎さんは、言いたいのね。そして、それは、私にも、当てはまる。数学というのは◯か✕か、はっきりするものだと、あまり妄信せず、いまこれは、分かってないけど、いずれ分かるに違いないと思って、先に進んだ方が、良いと」

私「『分子生物学』と、『フーリエの冒険』を、少しずつ進める。他に、難しいけど面白い話があったら、その都度、組み込む。今日は、もう22時03分になってしまって、眠いので、おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

 現在2022年10月1日22時05分である。おしまい。