女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

つまらない人生を、楽しむ法

 現在2022年3月13日20時28分である。(この投稿は、ほぼ3324文字)

麻友「なんか、楽しそう」

私「私は、見かけ上、非常につまらない人生を、送ってるよね」

若菜「お母さんと、恋愛しているのに、それは、聞き捨てなりません」

結弦「お母さんとの恋愛のように、架空のことで、楽しめると、言いたいの?」

私「架空と言っちゃうと、がっかりだけど、ドラマチックな人生を生きられるかどうかって、空想力にかかっているんだろうなぁ」

結弦「また、何か、妄想で、考えついちゃったんだ」


私「毎週土曜日は、母と父とに新聞を届け、更にその新聞の中の本の書評は、司書をしている妹に送られるのは、知ってるよね」

麻友「妹さんは、今も、司書をされているの?」

私「以前は、若菜や結弦の小学校で、司書をしていたんだけど、転勤などのために辞めて、今は、一般の図書館の司書をやっている」

若菜「司書だと、書評を読んでいないと、いけないのですか?」

私「毎週、毎週、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞毎日新聞の書評欄に、全部、目を通している、司書なんて、日本中探しても、少ないのではないだろうか。でも、妹は、そういう人なんだ」

麻友「新聞に、書評が載ると、その本を、借りたいという人が、図書館に来るのね。それに、応えられるようにしようと」


私「ここで、時間の針を、一旦4週間前の土曜日(2月19日)に戻してみる」


 お昼過ぎ、新聞を買った私が、マックで、昼食を食べながら、新聞を読んでいる。面白い書評を見つけた。

『JK、インドで常識ぶっ壊される』という本の書評を、須藤靖(すとう やすし)さんが、書いている。

 面白いので、夕方、母のところへ持って行って、

私「この書評を書くには、何枚も殻を割らなければならなかったと思うよ」

母「えっ、誰が?」

私「この人、この前話した、宇宙物理学の先生なんだよ」

母「で、JKって?」

私「女子高校生だよ」


私「この日は、実家から帰ってきて、

♪ JKみたいな出来事 (麻友さんのソロ曲『紛らしている』より)

『紛らしている』も、悪くないじゃん。と、微笑む」


私「さて、時間の針を、1週間先に進める。2月26日」

 お昼過ぎ、また新聞を買った私が、マックで、昼食を食べながら、新聞を読んでいる。1週間分のテレヴィ欄を観ると、毎週、だれか女優さんか男優さんの写真と特集記事がある。この欄に麻友さんが載ったこともある。もう、麻友さんは載らないのだなと思って、チラッと見ると、広瀬すずが、津田梅子を、演じると。

『津田梅子か。強い女の人好きなんだよなあ。でも、敵だし~』

そう思いつつ、あの素晴らしい手帳を開いて、時間をメモ(敵というのは、麻友さんの記事を読んでいる人に改めて言うまでもないが、NHKの朝ドラ『なつぞら』で、主人公なつを、麻友さんは、盛り立てる役だったことである)。

 書評が、また面白い。

清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?』


 実家へ向かい、新聞を渡しながら、

私「この先生は、本来こういう本の書評を書いていたんだよ」

 私の頭の中で、『どうして、JK?』と、疑問符が浮かぶ。


私「さて、時間は進む、次の土曜日。3月5日」

 この日は、床屋へ行ったので、新聞が読めなかった。買ってきた、新聞を、そのまま、渡し、

私「あっ、ちょっと、書評欄、見せてもらえない? 」

と、返してもらって、不器用な私が、まだ開かれていない、静電気でくっついている新聞を、1ページずつめくり、『今週は、どうなった?』と、須藤靖の文字を探すと、

古川安(ふるかわ やす)『津田梅子』(東京大学出版会

の書評。

私「お母さん。昨日か、なんかの晩のドラマ録画しなかった?」

母「ドラマは、もう手一杯なんです。若菜が、『お札になった留学生』になるドラマ、今晩録画するんです。太郎も、ああいう女の人のドラマ観たら?」

私「あっ、それなんだよ。これ見て。須藤靖さんが、津田梅子の伝記の書評書いてる」

母「あのドラマは、先週、新聞で特集してて、太郎知ってるの?」

私「だって、朝ドラで・・・」

母「朝ドラに出てたかね」

 結局、書評を見つけて、ビックリしたので、そのまま読まずに、新聞は、返した。


 私は、家に帰り、一応インターネットで、『広瀬すず』を、検索。

 連続テレビ小説 なつぞら 主演・奥原なつ役

と、確かにある。

 麻友さんが、何か楽しいことがあったとき、困ったときなど、心が動いたとき、連絡する相手になっていれば、このメールは、麻友さんへ行ってたはずでした。


 先週のBeで、広瀬すずの特集を見て、この人は、ここまで、来たかと、録画のメモを、手帳に書きました 。帰ってきて、ブルーレイレコーダーの残量と、相談しながら、予約。

 あの人は、どう思っているのだろう。でも、芸能界を去りたかったのだよな。
 今日の新聞の書評にまでなっていることは、想定外でした。宇宙物理学の先生に、JKなどという、書評を書かせ、文系の人への知名度を上げさせ、さらに先週は、枕草子を始めとした古典文学と、宇宙の接点を、論じて、文系にも理系にも、支持者を増やし、どういう意図が、あるのだろうと、漠然と考えていて、今日、お母さんの前で、書評欄を開いたのです。

 手品では、ありません。あのとき、見たのです。

 まさか、須藤靖(すとう やすし)さんが、津田梅子の本の、書評書いているなんて。

 お母さんは、広瀬すずは、先週の特集で、見たけど、今までは、有名だったかも知れないけど、覚えてないと。思い出したくもなかったかも、知れません。だって、朝ドラ『なつぞら』の主人公なつとして、出てたなんて。

 ただでさえボロボロの息子を、見る影もないほどにした、あの渡辺麻友と、共演してたなんて、絶対思い出したくなかった。

 夕食後の薬と、寝る前の薬を、飲みます。



 薬のメールは、こういう冗談を交えて、やり取りしているのです。冗談でも入れなきゃ、1日3回20年以上も、やっていられなかったのです。


 4週間前の土曜日(2月19日)まで戻した時間の針を、2週間前の土曜日(3月5日)まで、進めました。いよいよ、『津田梅子』を、録画するのですが、実は、話は、ほとんど、これで、終わりなのです。ドラマが、面白くなかったのです。

 今日は、もう寝なければなりません。明日、通院です。


麻友「通院なのね。尿酸値が、どうなるか、前回、採血したんでしょう」

私「尿酸値が、高いと、年取ってから、痛風という関節が痛い病気になる、と、言われているんだけど、あくまでも、年取ってから、という冠詞が付くんだよね。父のように、80歳以上まで、生きていられるのかどうか、本当は、分からない。一番可能性があるのが、若年性アルツハイマーになって、・・・ その場合、どうやって死ぬのかな? 私、良く分からないんだ。本当に死んだかどうかって、交通事故とかは別だけど、お医者さんが、脳の脳幹という部分の細胞が、活動を停止したのをもって、死にましたと言うんだけど、最近は、石飛幸三(いしとび こうぞう)というお医者さんが、平穏死というのを提案してて、私もボケた後まで生きていたいとは、思わない」

麻友「そうすると、尿酸値が、高くても、放っておく?」

私「この7年弱は、麻友さんと楽しく過ごせて、幸せだった」

麻友「まだ、死なないでしょ。そんなの、寂しい」

私「焦る話じゃない。今晩は、おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」


 今日は、変則的な、行開け、字下げ、カギ括弧使用、などをした。

 現在2022年3月13日23時42分である。おしまい。