現在2024年10月21日19時39分である。(この投稿は、ほぼ2415文字)
麻友「ここのところ、他ブログ更新情報が、多かったから、このブログの投稿は、久し振りね」
私「本当は、このブログに書く方が、多くの人の目に触れて、良いのだけど、どうしても、分野ごとに分けないと、検索しにくい」
若菜「カテゴリーに、分ければ良かったのに」
結弦「あぁ、でも、お父さん、自由に書きたいから、カテゴリーに縛られたくなかったんだろうな」
私「さて、今日は、『多様体と幾何学』のブログで進んでいる、『解析入門Ⅰ』に関連して、開集合というものについて、書こうと思う」
麻友「『解析入門Ⅰ』の投稿で書けば良いのに」
私「実は、『解析入門Ⅰ』には、書かれていないことなんだ」
若菜「難しいのですか?」
私「『解析入門Ⅰ』では、最初から最後まで、面倒な議論が、続いていた。だが、『多様体の基礎』へ進んで、もっと楽な方法があったことに気付いた」
結弦「面倒なのには、理由があったのかも」
私「とにかく、話してみよう。麻友さん達は、関数と言ったら、1変数で、実数値の関数しか知らないのかも知れない。例えば、 で、 みたいなもの」
麻友「一次変換とかも、関数なら、3変数で、ベクトル値関数も、あるかも」
私「おーっ、やる気ある。それでこそ、外国で、大学へ行っているだけある。ところでね、『 という関数が、連続関数である』というのを、正確に言えるかな?」
結弦「どこか、1箇所の点で、連続というのを言って、定義域のどの点でも連続って拡張するのじゃ、駄目なの?」
私「それで、いい。やってみて」
結弦「 が、成り立っていれば、点で、連続ということ。次は、点が、定義域、この場合、 から、 のどの点でも良いから、定義域全体で、連続」
私「そう。それで、十分」
若菜「どこで、開集合?」
私「さて、開集合の話をするんだが、まず1次元の実数直線上で、開区間って、分かるのかな?」
麻友・若菜・結弦「しら~」
若菜「ちょっと、語彙が違いすぎます」
私「そのようだな。難しい話ではないので、例を見せる」
私「実数直線上で、
というのを、閉区間といい、一方、
というのを、開区間というんだ。 や、 に限ったことではない」
結弦「カッチリと、境界まで含んでいるのが、閉区間。境界が曖昧なのが、開区間ということ?」
私「そうなんだ。良く分かっている。1次元の数直線上の話が、分かっていれば、2次元、3次元になっても、恐いことは無い。だが、今日は、もう眠くなった。最後に、結弦に計算すると約束した、
の証明を、やろう」
麻友「あっ、それ、問題19,20でも、使ってた」
私「そう。あっちこっちで、書いた。
(微分の定義)
(対数の性質で引き算は割り算になる)
と置くと、 のとき、 である。これを用いて、
( も に行くという点に気付くこと)
は、自然対数の底の定義の1つだから、(の定義を覚えていなければ、どうしようも無い)
が、導かれる。初心者にはしんどいだろうが、やがて慣れていくものである。」
麻友「頑張ったわね」
私「開集合、また続きをやるよ」
若菜「楽しみにしてます」
結弦「開集合って、お父さんが苦労して読んでいる、『集合と位相』のメインテーマなんだろ、時間かかりそう」
私「それは、分からない。今日は、解散」
現在2024年10月21日23時26分である。おしまい。