現在2022年7月8日17時31分である。(この投稿は、ほぼ2688文字)
私「麻友さん。さっき、モネの『日傘をさす女』のミニチュアの前に立ててある、赤いドレスの麻友さんの写真が、落ちてきたんだ。麻友さんが、銃撃されるようなことが、ないことを祈るよ。安倍元首相のように、何が動機で撃たれたのか分からないような事件が、起きたりするから、人に恨まれるようなことは、しないように、特に気を付けてね」
麻友「銃のない社会でも、あんなことが、起こるのね」
若菜「あれは、さすがに、防げませんね。有名なまゆゆに、恨みを持っている人も、ある程度は、いるでしょうからね」
私「だけど、テレヴィでも、ネットでも、『まゆゆ』の名前は、見なくなった。麻友さんのあの顔を、コンビニの雑誌の表紙で見ることも、なくなった」
結弦「有形無形のバリアーで、お母さんは、守られるように、なった」
私「これが、芸能界を、引退するということだったんだね」
麻友「この間、ポートで、さいたまスーパーアリーナの卒業コンサートでの、『桜の花びらたち』を、観ていたわね」
私「卒業コンサートでの、最後だったんだね。私は、観に行かなかった」
麻友「本当は、お金を用意できなかったんでしょ」
私「あのときは、お金を用意できなかったのも、本当だけど、1年後くらいには、本当の恋人同士に、なれると思っていたんだ」
麻友「でも、ブルーレイも、買ってない」
私「一緒になったら、2重になって、もったいないと、思ったんだ」
若菜「ところで、この題は、なんですか?」
麻友「射精できなくなった。ということ?」
私「さすが、特待生。そういうことだよ」
麻友「でも前、70歳くらいまで、大丈夫とか言ってたけど」
私「私も、良く分かっていなかったんだけど、今でも、精子は作られ続けていて、精液もある。でも、射精にならないんだよ」
結弦「どういうこと?」
私「陰茎って、精液を通す管であるだけでなく、射出するポンプの役目も持っていたことに、気付いたんだ。水鉄砲みたいにね」
若菜「つまり、ピュッと飛ばないということ?」
私「中学生や、高校生の頃は、水平距離で3メートルくらいは飛んでいた。大学から帰ってきた後も、平気に顔にかかるくらいの勢いは、あった」
麻友「えっ、そんなに飛ぶ必要あるの? 膣の中から、子宮の方まで、行くだけで、いいんでしょ」
私「そこは、生命が、自然淘汰で、少しでも奥まで飛ばして、運の良い優れた、DNA を残してきたことの表れだよ」
結弦「飛ばないと、どうなるの? もうオーガズムはない?」
私「いや、以前ほどではないが、オーガズムはある。飛ばないというのは、つまり、ドロッと出て来るだけで、1センチも飛ばなくなったということなんだ」
麻友「でも、膣の中で、ドロッとでも、精子を出せば、頑張って上って行った精子が、卵子と受精し、妊娠するかも」
私「普通の大人が、妊活なんかしているんだよ。受精卵というものは、簡単には、着床まで行かない。もう、麻友さんと私の子供を作るのは、諦めて欲しい」
麻友「こういう、普通、秘すべきこと、みたいに言われていることを、堂々と話してくれるのは、太郎さんが、私を、信頼してくれているからよね」
若菜「それと、ブログしか、通信手段がないからですね」
結弦「そうか、射精というのは、射(う)てなくなったら、射精じゃないのか。覚えておこう」
麻友「太郎さん。交接せずに、どうやって、子供ができるか、教えてくれる約束じゃなかった?」
私「その約束は、覚えている。ゲノム編集や、DNA の塩基配列を、どうやって決定しているのか、というまだ解いていない問題が、残っているよね。私は、忘れていない。ただ、ヒトは、哺乳類なんだけど、その場合、受精卵の情報だけから、全部子供ができるのでは、ないことに、気付いたんだ。つまり、十月十日、お母さんの子宮の中で、援助されながら、成長する。受精卵の DNA だけが、すべてではないんだよ」
若菜「あっ、そうですね。お父さんは、出産が、子供が生まれたときだと考えていましたね。宇宙の始まりが、ビッグバンで、そのちょっと前に、インフレーションが、あったという現代の宇宙論みたいに、赤ちゃんが生まれるまえに、重要な時期があった。胎教なんて、お父さん想像してなかったでしょうね」
結弦「おぎゃあと生まれる前か。お父さんが、子供と思ってなかったときから、子供は生まれていたんだな。しかも、インフレーションだから、もの凄い勢いの成長だ」
私「ここで、宇宙論の話になるとは、思わなかった」
麻友「えっ、インフレーションって、何なの?」
私「宇宙が、爆発(ビッグバン)で、始まった。という理論が、あったんだ。それに対し、その爆発の前に、もっと急激に、小さかった宇宙が、ぎゅーっと大きくなって、その後ビッグバンが起こったんだという理論が、提唱されたんだ。それを、インフレーション宇宙論というんだ」
麻友「正しいの?」
私「なぜ夜、宇宙の、どの方向を見ても、ほとんど似たように見えるのか? というようなことを、昔見せた、Planck 衛星のこの写真などから丁寧に調べて、
宇宙ができるとき、同じ温度のものが、一気にインフレーションで広がったから、どこも同じなんだ。という傍証が、得られているんだ」
麻友「つまり、ビッグバンで、生まれる前から、宇宙は、急激に成長してたのね。生まれる前のことを言われたら、今の、女性が妊娠しても働き続けられるようにしようというのは、間違いね」
私「仕事に就いていなければならない。というのからして、古い考えなんだよ。もっと、バンバン、AIにしちゃえばいいんだ」
若菜「今日は、本当は、エラータやる積もりだったんじゃないですか?」
私「若菜が、宇宙論持ち出したんだぞ。でも、麻友さんと会ったばかりの頃の、『宇宙の年齢を求める』の投稿のときの、以下の本を、久々に手に取って、懐かしかったぞ」
麻友「ああ、飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃ね。太郎さん、7年経って、精力はなくなったかも知れないけど、科学者魂は、健在ね。面白かったわ。おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
私「おしまい」
現在2022年7月8日20時08分である。おしまい。