女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

群の射影表現(その3)

 現在2024年1月28日21時25分である。(この投稿は、ほぼ2166文字)

麻友「とうとう、吉川圭二『群と表現』が、役に立つときが来た」

私「全部で250ページの本で、索引で、『射影表現』と、引いて、136ページとある。臨場感を味わえるように、肝心のページを、スキャンした。難しい言葉は、全部飛ばしていい」

若菜「パウリ行列って、あのパウリですか?」

私「そう」

結弦「この問題、お父さん、解けるの?」

私「今は解けない」

麻友「安心したわ」

私「次が、136ページ」

結弦「良く分からないけど、お父さんが、『スピンが半奇数』に、アンダーラインを引いて、

『やっぱり。』2024.1.23 10:35:28

と、書き込んでいる」

若菜「その直後に、

『回転群の2価表現,あるいは射影表現(projective representation)と呼ばれている』

とある。『射影表現』という言葉は、この本で、ここだけ。ワインバーグの『場の量子論』を読む上で、この吉川『群と表現』を、読んでおく必要は、ほとんど全くない」

私「一応、次のページに結論」

麻友「結局、この2価、というのは、多価関数というような、ことなんでしょう? どうして、2価に、なるの?」

私「このスピンの問題は、私自身、咀嚼できていないので、偉そうなことは、言えないのだが、ひとつ例えを、思い付いた。例えば、2人が、結婚し、新婚旅行で、世界一周したとする。時計は、1度も狂わなかったのに、日本へ帰ってくると、日にちが1日ずれている。なぜか?」

麻友「日付変更線を、越えたとき、日にちを、ずらさなかったから」

私「そうだよね。360度回ったときは、何か、手直しをしなければ、ならない。そういうことなんだよ」


若菜「横田さんの『群と位相』と、『群と表現』を、読むのは、お父さんの勝手ですけど、物理への応用には、適さないですね」

私「それは、分かっている。でも、高校1年(1987年)のとき以来のアーベル、ガロア理論、群、環、体、は、納得いく形で、決着を付けたいんだ」


麻友「太郎さんは、実は、リー群の物理への応用を書いた本を、もう1冊、知ってた。この本、

なぜ、絶版になっちゃったのかしら?」

私「余りにも、要点が、上手くまとめてあって、他の出版社の本が売れなくなるので、出版を自粛せざるを得ない状況に、なったのだろう」

結弦「お父さんは、どうしてその本を、買っておかなかったの?」

私「『連続群論入門』じゃない、

を、持っていたから」

麻友「いつもの、高級志向。でも、『連続群論』って、前にどこかで、聞いたことがある」

私「さすが、特待生、記憶力抜群。小川洋子さんの『博士の愛した数式』の、博士の蔵書だよ。肝心なところに、リンクを張ってみる。いつも、投稿の冒頭にリンクをはるので、読み疲れていただろう」

問題15,16(その2) - 相対性理論を学びたい人のために


麻友「太郎さんのこの熱意。私への誠実さだけにとどまらず、数学をもの凄く好きだから、なのね」

若菜「自然科学の良心ですね。その精神で、放射能の投稿、再開して欲しいです」

私「まだ、例えば、福島第一原子力発電所の、トリチウム汚染水を、希釈して、海に放出して良いのかどうか、分かってない。むしろ、物理学は、放出して、魚介類などにどういう影響が出るか、実験して、データを集めたいようにも見える」

麻友「そんなの、許せないわ」

私「もっと、穏便に、やりたかった。でも、せっかく犠牲を出して起こった事故から、データが得られるなら、利用しない手はない」

結弦「人の命が懸かっている、大切なデータなんだね」

私「今日は、もう眠い。ここまでとする。バイバイ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

 現在2024年1月28日23時54分である。おしまい。