読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。

1から始める数学(その10)

 現在2016年7月14日20時08分である。

「あー、良かった。太郎さんに嫌われたかと思ったー。」

 “ケツでかいです。”って言ったから?

「あんな言葉、人前で使ったこと、なかった。」

 そりゃ、そうでしょう。周りも分かってる。

 一応書いておくと、この会話は、2016年7月12日23時59分から日本テレビで放送された、『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』に、渡辺麻友さんが出演したことを受けてのものである。

「でも、私が、あんな言葉使ったら、太郎さんは、幻滅しない?」

 甘いな、麻友さん。

 私には、妹が、いるんだよ。

「妹さんがいると、どうなるの?」

 女の子だけの姉妹と違い、男の子に混じった女の子って、すごいんだよ。

「えっ、どんな?どんな?」

 『てめえ、ふざけんなよ。』

なんて、言葉を使うんだ。私と弟だって、そんな言葉使わないのに。

「わー。太郎さんって、あらゆる面で、女の人に対する免疫できてるんだ。」

 その割には、すぐ女の人好きになるけど。(笑)

「でも、妹さん、誰からそんな言葉、吹き込まれたの?」

 映画なんだ。

「映画?」

 私の家族って、お芝居はあまり行かないけど、映画はすごく良く見るんだ。

「今までで、印象に残っている映画は?」

 『サウンド・オブ・ミュージック

 『E.T.』

 『禁じられた遊び

 『炎のランナー

 『トップガン

 『ロッキー』(1~5及びザ・ファイナル)

 『ターミネーター』(1~4)

 『風の谷のナウシカ

 『天空の城ラピュタ

 『ルパン3世 カリオストロの城

  ・
  ・
  ・

 他にも、『カサブランカ』とか『鉄道員』とか『戦艦ポチョムキン』とか抜けてるものが、いくらでもある。

「すごい!名画といわれているものほとんどを見てる。」

 そうなんだ。

 ところがね。妹は、もっと映画が好きなの。

「それで?」

 そうなるとね。B級の映画も見ることになるわけ。

「あっ、そうか。」

 そうなんだ。B級の映画だと、悪い言葉も一杯出てきて、それが、洋画だから、字幕で出るわけ。

「悪い言葉覚えるには、外国のB級の映画を見ればいいのか。」

 そう。例えば妹から、

『ブーシット({\rm{bull\ shit}})は、『くそったれ』って訳すんだよ。』

と教わったことがあった。

「本当なのね。でも、それを覚えている太郎さんも、すごい。」

 良く言うよ。麻友さんも、抜群に記憶力が良いので有名だそうじゃないか。

 どうして知ってるの?

 選挙後、この写真集を手に入れたんだ。

ミニマム AKB48 渡辺麻友 2

ミニマム AKB48 渡辺麻友 2

「2012年のね。そうだ。前から聞きたかったこと聞いてみよう。相対性理論のブログの『まゆゆ、恋をしているという実感を持ったことないか』という投稿で、太郎さん2010年から2011年の私の写真を見ると、吐き気がするって言ってたわね。」

 うん。そうだよ。

「今でも、そうなの?」

 じゃあ、見てみようか。

「すぐ取れるところにあるの?」

 大切な文献は、手の届くところにある。

「写真集なんですけど。」

 パラリ、パラリ。

 うーん。横顔は、大丈夫なんだけど、正面から撮った写真は、辛い。

「今でも、クロイツェル・ソナタの女の人好きなんだ。」

 今まで好きになった人、みんな好きだって、言ってるじゃない。

「私は、小学校も幼稚園も好きになった人、いないって言ったじゃない。」

 あれは、こう取った。

 麻友さんは、

『世界の色が変わる。』

というくらいにならないと、

『好きになった。』

と受け止めないんだとね。

「その取り方は、まんざら間違いでは、ないかも。」

 やっぱり。

「じゃ、もうひとつ聞いていい?」

 どんなこと?

「あの、『さっちゃん』に嫌われているって気付いてたっての、根拠はなんだったの?太郎さんなら、根拠があるでしょう。私が、太郎さんに、『嫌いよ。』って伝える時のために、知っておきたいの。」

 ああ。あれかー。

 幼稚園で、いつものように、さっちゃんのそばにいた時、さっちゃんが、仲の良い女の子4人くらいと、バックから何か取り出したんだ。

「なんだったの?」

 聞いてれば分かる。

 その取り出したもので、さっちゃんたちは、お化粧を始めたんだ。

「それって。」

 私は、もちろん男の子だから、お化粧道具なんて、持ってない。

 当然、一人だけ、居心地が悪くなる。

 さっちゃんは、そんな私に、居づらい思いをさせたまま、20分くらい、お化粧をしてたんだよね。

 その時、一瞬、

『お母さんに頼んで、お化粧道具を買ってもらおうか。』

と思ったけど、

『やっぱり、僕は、お化粧なんかするのは、おかしい。』

と思ったんだよね。

 そのとき、

『さっちゃんは、僕を、好きじゃないんだなあ。』

と、寂しく感じたんだ。

「分かった。太郎さんって、決して鈍くはないのね。人並みに傷つく心を持った男の人なのね。」

 世の中の、ストーカーで、相手を殺す人間って、もっと早く、なんとかしなければ、ならなかったんだと思う。

「いい勉強になったわ。」


 じゃあ、本当の勉強も、少ししておこう。

「この前の勉強を、忘れちゃった。」

 {1+1}は、気楽に{2}としては、いけない、という話だった。

「思い出したわ。」

 私達は、まだ導入してないけど、ゼロを知ってるよね。

「もちろんよ。センターの位置には、{0}って、書いてあるぐらいよ。」

 じゃあ、聞くよ。

{0+0}』は?

「それは、もちろん、{0}よ。」

 つまり、まだ『{=}』という記号を定義してないけど、普通の使い方をすると、

{0+0=0}

だね。

「そう、その通り。」

 さて、ここで、マジックをやるよ。

「えっ、いきなり、マジック!?」

 私達は、すでに 定義 1 で、『{1}』という記号に意味を与えた。

「月と宇宙の個数ね。」

 そう。

 だけど、今、『{1}』という記号の意味を、『{0}』と同じとしてみよう。

「エッ、つまり、『{1=0}』ということ?」

 うわっ、さすが、優等生。言いたいことを、見抜いちゃう。

{1=0}だとすると、{0+0=0}だから、{1+1=1}となるわ。」

 速い、速い。みんなついてこれない。

 でも、結論は正しい。

「そういえば、{1+1}が、{1}になってる。」

 つまり、{1}という記号の意味を、見失うと、{1+1=1}などという、結論が得られるのだ。

「分かった。じゃあ、『{1}』という記号の意味を、見失わなければ、いいのね。」

 実は、このマジックには、第2章がある。

「何回目の第2章?」

 いや、冗談ではなく、本当に、マジックがあるんだ。

 私達は、まだ、『{+}』という記号を、使い方は後で別に定める、としていた。

 ここに、つけこむ。

「太郎さんの、私への愛情の示し方に、似てるわね。」

 麻友さん。普通に考えて、

{1 \times 1}

は、どうなる?

「分かった。{1 \times 1 = 1}とさせて、『{\times}』の記号の意味を、『{+}』に、担わせようっていう魂胆でしょ。」

 優等生の前で、マジックやるのは、ヒヤヒヤものだな。

 それで、結局、どんな式が得られた?

「まず{1 \times 1 = 1}の、『{\times}』の記号の意味を、『{+}』に、担わせるのだから、{1 + 1 = 1}ね。あら、また、{1+1}が、{1}になってる。どうして、{2}にならないのかしら?」

 それが、今日のマジックだったんじゃない。

「確かに、ちょっと変ね。{1 + 1 = 2}は、当たり前だと思ってたけど、全然当たり前じゃないわね。」

 麻友さんが、不思議に思うのも、当然。

 現在、大学で勉強している人でも、相対性理論のブログの、『SONY許せぬと書きたかったが4』のコメント欄に質問してきたような、疑問を持つのだから。

「あの投稿は、長かったけど、ちょっとずつ読んで、1から4まで、読破したわ。」

 ありがとう。

 感想は?

「2進数のことは、パソコン・オタクだから、知ってたけど、インラインアセンブラは、知らなかったわね。」

 嬉しいな。あのインラインアセンブラの知識はその後発展して、1つコマンドを入れる度に、それが、マシン語でどうなったか、逐一見られるものだと判明したところまで、進んだ。

「パソコンも、奥が深いのね。」

 でも、しょせん人間が作ったものだから。

「自然の深さには、かなわない?」

 そうだね。

「それで、マジックの種明かしをしてよ。」

 種を聞くと、がっかりするよ。

「がっかりしてもいいから。」

 {1 + 1 = 2}とするためには、{1 \neq 0}であり、{1 + 1 \neq 0}であり、{1 + 1 \neq 1}とすればいいんだ。

「ちょっと待って、『{\neq}』という記号の意味は?」

 そうだね。知らなくて当然。

 『{\neq}』は、『『{=}』でない』、という記号なんだ。

「じゃあ、{1 \neq 0}は、{1}{0}は、等しくない、ということ?」

 そう。

「だとしたら、{1 + 1}は、{0}でも、{1}でも、ないと書いただけ?」

 その通り。

「なーんだ。今まであるもののどれとも等しくないものになった、というだけか。」

 だから、がっかりすると言ったでしょ。

「イヤ、このマジック、結構面白いわよ。」

 そうかな。

「ネットで検索したら、

1たす1は2にならない

1たす1は2にならない

という本が、ヒットしたんだけど、同じようなことが書いてあるの?」

 いや、全然。この本、題名はすごいけど、

『1リットルのお米と、1リットルの水を、混ぜたら、2リットルになりますか?』

というようなことが、書いてあるだけだよ。

「それも、面白い考えね。」

 じゃあ、全部持ってっていいぞ!結構毛だらけ猫灰だらけ、お前のケツはクソだらけってねぇ。タコはイボイボ、ニワトリゃハタチ、イモ虫ゃ十九で嫁に行くときた。黒い黒いは何見て分かる。色が黒くて貰い手なけりゃ、山のカラスは後家ばかり。ねぇ。色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときやがった。どう?まかった数字がこれだけ。どう?一声千円といきたいな。おい、ダメか?おら八百、六百、ようし、腹切ったつもりで五百円、と。持ってけ。

「ありがとう。」

 おやすみ。

「おやすみ。」

 現在2016年7月14日23時50分である。おしまい。