現在2023年10月10日20時29分である。(この投稿は、ほぼ1874文字)
麻友「あの人と、会ったのね」
私「今日、ポートで、ハッピーアートのプログラムで、一緒に絵を描いたんだ」
若菜「お父さん。あれは、絵ですか?」
私「これね」
結弦「えっ、これ、問題?」
私「黒い紙をもらって、白の出るペンをもらって、丸や三角や四角に切り抜いた、工作用紙を、受け取った。これで、描けって? どうしたものか?」
若菜「お父さんでも、困ることあるんですね」
私「難しい数学で、アレンジするのも、ちょっと尽きたな。と、思って、あっ、中学の頃とかに習う、展開図で、なんとか、お茶を濁そうと、正方形で6つ描いた。はみ出すのは、最初から、分かっていた」
結弦「それで、四角を描いた」
私「先生が、『展開図ですね』というので、『はい』と、答えた」
若菜「それを見ていた、あの人が、『サイコロみたい』って、言ったんですよね」
私「そうなんだ。行き場を失っていた私に、時間稼ぎの方法を、教えてくれたんだ」
結弦「仲のいい人の提案だったら、当然受け入れるよね」
私「それからが、大変だった。小さい丸を、くり抜いている時間は無いので、逆に工作用紙を、丸く切り取って、描くのだが、指で押さえているのだが、白いボールペンが引っ掛かって、描くのに時間が掛かる。他の人は、終わってしまって、もう品評会を始めている」
若菜「それでだったんですか。最後の四角に描かずに、クエッションマークを、書いて、おしまいにした」
結弦「僕、高校2年生なんだよ。これが、『5』になることくらい、常識だよ」
私「うん。それは、分かっている。でも、一般の人に、数学のことを、話すときは、このくらいのレヴェルから、ちょっと上がったくらいにしておかないと、分からないんだ。と、思い知ったんだ」
麻友「まだ、写真を、ダウンロードしてたわね」
私「実は、小学校1年生のときのことを、思い出していたんだ」
若菜「お父さんの小学校1年生は、渋谷小学校。この投稿にあるように、ボールを、屋根に投げたりした健全な少年だった」
私「小学校1年生のときの、武勇伝が、もうひとつ」
結弦「えっ、なに? なに?」
私「1年のときに、あの頃は、タブレットなんて、なかったんだけど、計数器セットという、面白いものばっかり入った、セットを、全員入学時にもらったんだ」
麻友「なんか、分かってきた。あの図だとすると…」
私「この図なんだけどね」
麻友「これで、サイコロが、作ってあったんでしょ」
私「そう。そして、1から10まで、書いてある」
若菜「あっ、先生が、『このサイコロには、何面あるでしょう?』って言ったんだ」
私「うん。それに対して、勇敢な1人が、『1から10だから、10面です』って、答えたんだよね」
結弦「あれっ、そうなる?」
私「そこで、よ~く見ていた私が、手を挙げて、『いや、これには、0が、あるから、11面です』と、言ったんだ」
結弦「正11面体なんて、そんな対称性、これから、勉強して行く、ガロア理論で、有り得る?」
私「だから、武勇伝だって、言ってるんだよ。確かあのゆったりとした授業では、あれは、正11面体ということで、終わってしまった」
結弦「正11面体?」
私「もっと経ってから、5が、2つあることに気付いた。正12面体というのが、正解だよ」
結弦「あっ、そうだよね。これは、ガロア理論再開の予告編?」
私「皆が付いてくるなら、再開してもいいけど」
若菜「本当は、ガロアは、計算を、ウルフラムアルファ や、Mathematica にやらせちゃえば、そんなに、辛くないと、気付いたんですよね」
麻友「あら、あなた抜け駆け」
結弦「お父さん。検討してみて?」
私「Mathematica の勉強を兼ねて、やってみようかな?」
若菜「期待してま~す」
私「じゃあ、もう22時22分なので、おやすみ」
若菜・結弦「おやすみなさーい」
麻友「おやすみ」
現在2023年10月10日22時23分である。おしまい。