現在2023年12月23日5時17分である。(この投稿は、ほぼ3098文字)
麻友「わあ、早い」
私「2時10分に目覚めてしまって、眠れないから、ご飯炊いて、レトルトカレーで食べた」
若菜「それで、5時17分ですか?」
私「トントンに、京都産業大学を出たっていう人がいて、昨日、行きのバスで会ったから、ちょっとしゃべった。確か、量子テレポーテーションの研究で、有名だったなと、『量子テレポーテーション』と、ググると、トップにヒットした。それなんかを、読んだりしていた」
結弦「それで、いよいよ、証明始めるの?」
私「待たせたな。始めるぞ」
若菜「補題 5.1 というのも、ありましたけど」
私「当分、使わない。今は飛ばすよ」
麻友「じゃあ、始めて」
定理 5.1 (ツォルンの補題)
を、帰納的順序集合、 とすれば、 の極大元 で、 となるものが存在する。
定理 5.1の証明
はの鎖 とする. である.定理の仮定によって, の任意の元 に対して となる.もしも となるような があれば,定理は成り立つ.
麻友「ストップ。スキャン原稿の古いのと、新しいのを、比べたの」
古いの
新しいの
麻友「下から2行目の、
はの鎖 とする.
の部分。太郎さんが、
の、 に斜線を引いて だ。2023.8.26 14:54:31
と、書き込んでいる。つまり、こういうこと?
はの鎖 とする.
誤植かしら?」
私「ああ、それなんだけどねえ、直後に、
はの鎖 とする. である.
と、
である.
ってあるじゃない。誤植なんじゃないかと、獲物があったと喜んだんだけど、後で間違いではないことが、分かった」
麻友「あら、がっかり」
私「つまりね、 の方は、。 の方は、 の元なんだ。数学の細かさが、出ているね」
麻友「確かに」
若菜「他にも聞きたいことがあります。
定理の仮定によって, の任意の元 に対して となる.
というのの、定理の仮定って、何ですか?」
私「いいよ、聞いて。この場合使われている仮定は、
を、帰納的順序集合
というものだね。 が、帰納的順序集合だから、 の任意の鎖、つまり全順序部分集合は、上界を持つ。覚えているかな?」
若菜「そうすると、どうなのですか?」
私「つまり、
はの鎖 とする.
だったから、
の任意の元に、上界が存在する。鎖だからね」
若菜「その上界の集合が、空っぽでないということですか?
となる」
私「そう。 は、上界集合()だからね」
結弦「その上界は、 の中に、なければいけないの?」
私「良いこと聞いたね。実は、 の中にあることもあるし、ないこともある。この後で、その議論をするよ」
私「ここまで、良いかな?」
はの鎖 とする. である.定理の仮定によって, の任意の元 に対して となる.もしも となるような があれば,定理は成り立つ.
麻友・若菜・結弦「良いでーす」
私「じゃあ、次」
実際,このとき とすれば, から ,ゆえに , である.しかもこのとき, となるような の元 があれば, だから上と同様に となり, は の極大元となる.
私「取り敢えず、ここまで書いたけど、土曜だから、新聞買って、マックで食べてくる。この後どうするかは、また考える。じゃ、解散」
現在2023年12月23日10時12分である。おしまい。