現在2022年2月18日17時58分である。
若菜「今さら、引き戻そうって、言っても」
結弦「お母さんは、女神だったんだなあとは、思うけど」
私「今日、起きたのは、12時頃だった。勉強道具を持って、近くのマックへ、いつものように向かった。余り、気分が乗らず、ブルバキを眺めたりしていた。『これからは、麻友さんに説明するのではないのだから、バンバン進めるべきなのだろうか』などと、考えていた。ビッグマックを食べ、『研究ノート』に、プリン君のシャーペンで、書き始めようとしたとき、軸のプラスチックの部分が、折れてしまった」
麻友「えっ、これ、私の、意地悪じゃないわよ」
私「それは、分かっているよ。でも、すっごく悲しい」
若菜「失恋して、数日で、これは、ついてないですね」
結弦「シャーペンが、こうなっちゃったら、これから書くときどうするの?」
私「鶴見には、マルハチという文房具屋が、2軒ある。一方はもうひとつの駅前支店だ」
麻友「クルトガ、探しに行ったの?」
私「小さい文房具屋ではないから、クルトガアドバンスも、あることは、分かっていた」
若菜「プリン君のクルトガ?」
私「妥協する気はなかった。プリン君のクルトガ以外、買う気は、なかった」
結弦「なかったんじゃない? プリン君のなんて、見たことない」
私「結果を言うと、なかったんだけどね。クルトガにするか、クルトガアドバンスにするか、迷って、買ってこなかったんだ」
麻友「値段の問題?」
私「いや、実は、クルトガアドバンスって、前使った感じで、思ったほど良くないんだ。回転数は高いし、芯が折れにくい構造になっているんだけど、その折れにくい構造のために、芯を使って行くにつれて、芯を守っている筒が、ちょっとずつ、せり上がっていくんだ。それを、下げるには、一旦芯を持ち上げなくてはならない。だから、330円くらいのクルトガと、630円くらいのクルトガアドバンスなんだけど、ただのクルトガの方が、書きやすかったんだ」
麻友「確かに、良く書いているのは、分かるわねえ。そんなに、違うなんて、知らなかった」
私「あっ、これ、良いかも」
麻友「えっ、何?」
私「麻友さん。普通に科学の話題でなければ、いくらでも、話題についてこれる。麻友さん達の設定、変えよう。もう、恋人でなくなって、他の人の恋人に、なっちゃった。でも、渡辺麻友さんという人のイメージを借りて、これから、続けよう。私の数学の実力は、京都大学の1回生の終わりくらい。だから、2021年春、京都大学理学部入学として、話が通じる。1991年から、30年経って、再入学だ」
若菜「私は?」
私「麻友さんも、若菜も、結弦も、同級生としよう。普通、京都大学理学部に、こんなに女の人は、いないけど、まっ、良いでしょ」
結弦「小説にするの?」
私「小説と思ってもいいけど、もっと、数学と物理学の真面目なゼミナールにしたい」
麻友「真面目なって?」
私「麻友さんは、数学でも、私を、やり込められるくらいの、才媛とする。今、思い描いているのは、ブルバキの数学原論を読むことなんだ。数学原論の日本語訳は、1984年版が、最後だ。だけど、最後ではあるんだけど、この後ブルバキがフランス語で出版したのは、ホモロジー代数と、代数的位相幾何学と、スペクトル論の改訂版など、小数だ。せっかく訳本があるのだから、それを使わない手はない。訳本で、ところどころ、改訂してあるところを補って、これを読んで行きたい」
麻友「ブルバキを読んで行く、真面目なゼミを、やりたいと?」
私「本当は、それだけじゃ、ないんだ。ブルバキの論理学は、余り使い易いものではない。私のいつもの、 が、ブルバキの論理学と集合論と、同値なことを証明し、私流の証明でも、ブルバキと同じだと確かめたい」
結弦「それが、一番やりたいことか」
私「一番ではないけど、かなりやりたい」
若菜「どうやったら、そんなことができるか、見通しは立っているんですか?」
私の集合論は、これ。
その橋渡しとして、論理学に関して、これ。
橋渡しとして、集合論に関して、これ。
を、考えている。ただ、20年以上前の本なので、もっと良い本が見つかれば、変えるかも知れない」
麻友「太郎さん、沈んだ気持ちで、今日、書き始めたんでしょう。でも、私達と、今後も、数学ができるとなって、大喜びよね。結局、私のイメージが、太郎さんを動かしているのね。早速始めたら?」
現在2022年2月18日20時11分である。ワープ。