女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

脱がし方?

 現在2023年11月8日19時47分である。(この投稿は、ほぼ2438文字)

麻友「太郎さん。古いもの使うの、上手ね」

私「何のことだい?」

麻友「ヒューレットパッカードのパソコンのキーボード、壊れたと言いながら、6年前に買った、ロジクールのキーボードで、澄ました顔で、ブログ打っている。太郎さんに取って、ブログが書ければ、それで、良いのよね」

私「それは、私の心臓に、ぐさりと刺さる言葉だぞ」

若菜「ブログが書ければ、それでいい。確かに、お父さんは、お母さんに会える日を、ひたすら願いながら、このブログを、書いているのに」

結弦「この『1から始める数学』のブログまで、再生させている。このブログの役目は、お父さんに取って、高校生くらいの人に、ブルバキの最初の集合論を、通過できるようにするのが、目標だったと思う」

麻友「その言葉の裏には、私が、ブルバキ全巻、読み通せるという、無茶苦茶な見通しがある」

若菜「お父さんの蔵書を見ていると、ブルバキよりも、難しい本が、何冊もある。お父さんに取って、ブルバキは、読めて当然なんだ」


麻友「ブルバキよりもレヴェルが高いのは?」

私「たとえば、ブルバキ集合論を越えているのは、

など。代数学や、位相空間論は、ブルバキの中に、更に高い、『可換代数』や、『代数的位相幾何学』がある。これより上は、

などかなあ。『実一変数関数』、『位相線形空間』を、越える実解析の本は、

とか?」

若菜「お父さん。持っているんですよね。1冊、1万円以上したのに。石田さんに会うために、暮れにデパートのお歳暮の積み出しのアルバイトしたのに、石田さん相手にしてくれないからと、10万円以上の稼ぎから、2万4千円使ってしまった」

私「石田さんは、数学ほど、好きではなかったんだ」

麻友「私のことは?」

私「やっぱり、美人って、強いよね。この間の、もう一度、持ってこよう」

麻友「これだけ?」

私「最近手に入れた、

は?」

若菜「赤と白で、結婚式」

私「かなり以前は、麻友さんと、子供を育てたいと思っていた。でも、年齢差が23歳。子供を育てる自信もない。『どうして、戦争をしているところなどで、無責任に子供を作れるんだ。お前人間だろう』と、言いたいが、戦争中も、赤ちゃんが産まれている。私には、信じられないが、少なくとも麻友さんと、育てる自信がないのに子供を作るのは、やめよう。ただ、アン・フーパーさんの本にも書いてあるけど、セーフセックスというのは、当時(1994年頃)と比べても、何倍も進歩している。難しいことでは、ないのだ」

結弦「娘や、息子の前で、こういうことを、食卓の会話にできるのは、お父さんが、考え抜いたからなんだけど、僕達に、自分たちの初体験を、見せてくれるという発想は、後から気付いたけど、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、近いことをやってたことなんだな」

27182818284590452.hatenablog.com

麻友「大学入学時、太郎さんのお父様は、太郎さんが、軽いノリの恋愛のハウツー本を、3冊も買っているのを、気にしていた。あんな、ハウツー本読んでも、女の人の心なんて、分からないと、口を酸っぱくして、言っていた。でも、太郎さんは、違うのよ。後で、ピロートークで、聞き出したんだけど、太郎さんは、ああいう軽いノリのハウツー本の最後の方に書いてある、女の人のドレスの脱がし方、下着の外し方を見るために、ハウツー本を、買っていたのよ。しかも、いつもの科学で、文献は1冊では駄目で、3冊、違うものを、持っていた。本当に、女の子に取り入る方法なんて、ろくすっぽ知らない。私への、不器用なアプローチ見れば、ハウツー本のハも読んでいないのは、明らかね。ただまあ、太郎さんのお父様が、小説を読んだ方が良いって言ってくれたお陰で、太郎さんは、小説も読んだ。それにしても、その本の最後だけ見るっていうの、恋愛のハウツー本で、脱がし方読んでるときと、デール・カーネギーの『人を動かす』の、最後の結論だけ読むのって、同じ扱いなの?」

私「ああ、これ読んだら、父、成仏できるよ。『息子は、恋愛のハウツー本などで、ドレスの脱がし方を、読んでいたのか。女の人の心が分からなくて、苦労してたんじゃないのか。我々の苦労が水泡に帰したのは、息子の心が、見えてなかったからなんだな。32年経って、分かったよ』と、思うと思う」

麻友「『人を動かす』が、酷い扱いなのは?」

私「私、処世術を、人から学ぶことは、ないの。敢えて言うなら、アーベルと、ポルシェの伝記は、熱心に読んだ。最近は、ベートーヴェンの伝記を、読んだりしてる」

若菜「えっ、お父さん。ベートーヴェンの伝記、読んでなかったのですか?」

私「ベートーヴェンは、作曲家なんだよ。曲で勝負しなきゃ」


結弦「こういう風に、お父さんという人は、数学は無矛盾なのでしょうけど、人生は、矛盾だらけの人なのでした」

私「じゃあ、解散にするか」

 現在2023年11月8日23時29分である。おしまい。