女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

最後まで拘る私

現在2024年5月27日16時54分である。(この投稿は、ほぼ2210文字)

麻友「また、太郎さんが、拘るなんて。私に拘ってても、良いことなかったでしょう」

私「麻友さんに関しては、もう十分成果が、上がっていると思うから、これで、良いんだよ」

若菜「それで、自分のことで、何を拘ると?」

私「先日まで、位相のことに拘って、

を、ノート13冊まで、進めていた。また、その前は、『解析入門Ⅰ・Ⅱ』に拘って、ノートを15冊以上、進めていた」

私「それから、

に関して、ノートを18冊作ってある」

私「さらに、物理で、

を、ノート6冊まで。また、やっと始めた、

に関してのノートもあって、5冊読みかけの本が、あった」

私「分かっているだろうが、この他に、

もある。やっぱり、1冊に絞らないと、いつまで経っても終わらない、というのが、目に見えている」

結弦「どれに絞るというの?」

私「数学基礎論の、

に、絞ろうと思う」

麻友「数学基礎論を選ぶなんて、それは、1993年12月2日のままじゃない。京都大学3回生の太郎さんのお誕生日の決断。30年前と同じ選択をしようというの?」


私「そう言われることは、分かっていた。だが、30年前に、数学基礎論の文献を、読み終えようと思ったときと、現在でも、目標は、変わってないんだ。実数というものを、きちんと捉えたい。実数というものが、まだ分かってない。だから、『数学基礎概説』を、読み切ろうとしたのだったが、今回は、大分取り組み方が、違う。何々の公理というものが、いくつかある。数学では、当然なのだが、この本を読んでいくと、364ページに、


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 定義 7.2.7

{V=L : \Leftrightarrow \forall x \exists \alpha (x \in L_{\alpha})}

を,構成可能性公理(Axiom of Constructibility)と呼ぶ.

 ひとつ言葉に関する注意をする.構成可能性「公理」となっているが,{V=L} をだれも疑い得ない真理と言っているわけでは決してない.むしろ「(作業)仮説」(Hypothesis)のほうがしっくりくる.同じことが,小節 4.5.4 定義 4.5.37 で導入した Martin の公理 MA がその典型例である「強制法公理」(forcing axioms) や「巨大基数公理」(large cardinal axioms) にも言える.


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             (新井敏康『数学基礎論(増補版)』p.364)


『何々の公理というものを、絶対正しいことと、思わない方が良い。ある定理の証明をするための作業仮説のように、思った方が良い』というのだが、私が、実数を完璧に定義しようと思っても、『これが、実数の完璧な定義です』というものは、ないのだろう。ただ、完璧な定義がなくても、他の人に、実数で、計算してみせたり、計算させたりするのに十分なだけの、統一的な見解を、共有することは、多くの場合、できる。そうして、この場合は、こう。あの場合は、こう。という柔軟な対応をするためのものが、作業仮説だ。と、捉えたらどうだ」

麻友「いつ、そう考えたの?」

私「10分程前(現在2024年5月27日22時33分)」

結弦「それって、お父さんが、{\mathrm{ZF}} や、{\mathrm{ZFC}} から、自由になったってことじゃない?」

私「だとしたら、麻友さんの功績だ。

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私「麻友さんに関しては、もう十分成果が、上がっていると思うから、これで、良いんだよ」

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の言葉が、本当になった」

麻友「つまり、どういうこと?」

私「数学の問題を解く場合、何が、仮定されているかを、見極めた上でなければ、問題を解いたかどうか、分からないんだ。というところまで、私が、数学を悟ったということだよ」

若菜「仮定によっては、結論が逆になることもあるということですね」

私「これからは、この立場に立てば、こう。あの立場に立てば、ああ、というように、数学は、幾らでも、多くの演技を見せてくれる。直観主義という数学を持ったときより、更に数学が面白くなった。幸せだ」

麻友「もう一つ、話したいことが、あったのでしょう?」

私「麻友さんが、選んでくれないから、自分でベルトを選んだ話だ。明日以降に投稿するよ」

麻友「じゃ、おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2024年5月27日23時12分である。おしまい。