女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

映画『ギフテッド』を観て

 現在2024年6月4日20時59分である。(この投稿は、ほぼ3036文字)

麻友「昨日は、ポートで、映画を観てたのね」

私「映画は、今の私には、なかなか観られない。字幕スーパーだと、研究で没頭して、ノートを見ていると、字幕が読めなくて、外国語が分からない。日本の映画だと、画面を観ずにノートを見ていると、俳優さんや女優さんの表情が分からず、ストーリーが分からなくなる」

結弦「昨日は、先週の土曜日深夜(2024年6月2日2時45分)に、テレビ東京で、地上波初の放送だった、映画『ギフテッド』を、観てた。民放だったから、吹き替えだったんだね」

若菜「面白かったそうじゃないですか。ただ、同じ一族の話なので、ほとんどの人の姓が、『アドラー』で、ポートから帰ってきてから、あらすじ(ネタバレ含む)で、随分勉強してた。読みたい人は、こちら。

ux2da66.hatenablog.com

はてなブログの方じゃないですか」

私「かなり混乱していたが、ほぼ解消した」


麻友「ギフテッドということは、天才?」

私「数学の天才の女の子。自殺したお母さんの残した、ミレニアム問題の1つ、ナヴィエ・ストークス方程式の解の挙動に関する証明を、何人もで検証する」

若菜「それが、あらすじですか?」

私「いや、もっと盛り込まれているけど、今それを論じても、必要がない」

麻友「何を言いたいの?」

私「数学とか物理学とか化学なんかだと、世間の人から見て、雲の上の話のように、思えている。勢い、大発見があったと言われても、本当なんだろうか、専門家だけで、勝手に結論を出しているんじゃないか? などと思っている人も、多いのじゃないだろうか」


 昨晩、ここまで書いて、眠くなって眠った。


 現在2024年6月5日11時03分である。再開。

私「理解されていない、とは言っても、数学などを理解するのは、とんでもなく努力がいる。数学ではなくて、物理学の、相対性理論も、難しいことが、魅力みたいだった。昨日の火曜日(6月4日)に考えていたのは、数学をもっと理解されるようにするには、どうしたら良いだろう。ということだった」

麻友「でも、私にさえ、理解されなかったじゃない」

若菜「そうですねえ。9年間あって、恋人に対するように、あの手この手で、丁寧に教えても、お母さんに理解されなかった」

私「理解されなかった、理由の一つは、麻友さんが、ほとんどの場合、手を動かして、計算したり思考したりしていなかったからだと思う」

麻友「私が、怠けていたと言うの?」

私「怠けずに努力しようと思えるほど、数学の魅力を味わわせられなかったのは、私の先生としての才能が、足りなかったからだろう」

結弦「ポケットを10円玉で一杯にしてきて、『質問をした者にも、質問に答えた者にも褒美が出るよ!』と言った、ホイーラー教授みたいな先生だったら良かったのに。このときの」

662607015.hatenablog.com

私「質問に、答えたら、握手券1枚買って、会いに行ってあげるとか?」

麻友「兎に角、会いたかった」

若菜「会いに行くのを餌に、数学を教えれば良かったという結論ですか?」


私「違う違う。これからのことだ。例えば、目標の1つになっている、abc予想では、既に話しているが、数学が、公理を変える時代になっていると、話している。数学が、約束事を変える、なんて言ったら、今まで、数学の成績が悪かったような人は、黙っていないだろう」

結弦「公理を、変えるなんて、どうやったら、できるの?」

私「それは、私自身、本当は分かってない。それが分かる適当な本を、探していたが、先日からの、

が、良さそうだ。ということになった」

麻友「太郎さん、ひとりで、読んでよ。私達を、巻き込まないで」

私「作業仮説として、公理を置く。新しい数学の在り方を、紹介したい」

麻友「どうして?」

私「数学基礎論というのは、数学者の間でも、『基礎論は哲学だから』と、疎まれてきた。その風潮を、打破したい」

麻友「数学の話なんて、女の子から嫌われる。そういう風潮に立ち向かったのは、『数学ガール』の結城浩(ゆうき ひろし)さんだった。成功しているのかしら?」

私「私は、もっと先に、橋を架けたい。ただ、気付いたんだけど、私、お話が上手くないね。ストーリーテラーには、なれない。以前ゲームを作ろうと言ったけど、アンドロメダ姫の話だけで、尽きちゃったね」

若菜「お父さんは、お話を作る人のところへ、難しい場所で、実際起こっていることを、正確に、調べてくる、ジャーナリストみたいな人なんじゃない?」

私「ただ、自分で、数学をやりたいし、お話を作る人が、絵だけで説明する本を書くのでは、物足りない」

麻友「太郎さんは、私に言ったわ、『麻友さんは、お芝居を演ずるより、お芝居を観る方が、好きなんだろう』って。言われたときは、傷ついたけど、やってみると、確かにそうだった。太郎さんも、時間は、30年もあったのに、結局、数学者には、ならなかった。いや、なれなかった。普通の、『ニュートン』や、『日経サイエンス』の、絵を描く記者になれって言ってるんじゃない。新しい論文が発表されたとき、正しいかどうか審査する人が、いるのでしょう。その人は、発見した人に勝とも劣らない能力が、なければならないはずよね。そういう人を、目指した方が良い。今から、ブルバキのしかも訳本読んでる人は、アーベルにはなれない」

結弦「そもそも、

この本。読まないの?」

私「読めば、期待した成果は得られるだろうけど、この本、余りレヴェルが高くはないみたいなんだ」

若菜「どうして、そんなこと言うのですか?」

私「『数Ⅲ方式ガロアの理論』のとき、まりんきょさんという人のホームページを、参照したでしょ」

若菜「はい」

私「あの人、この本を、3年で、読んでる」

若菜・結弦「えーっ」

私「ほら」

www.ne.jp

麻友「太郎さんが、ショックを受けたのは、分かる。でも、勉強(研究?)は、続けるべきよ。ガロアのときも感じたけど、このまりんきょさんという人は、すごい多才な人だと思う。でも、太郎さんの数学や物理学は、特別だと思う。群の必要性が分かるまで、群論を使いたくないなんて、拘るなんて。今からでも、最新の論文のレフェリーを、目指したら、目標を達成できると思うわ」

私「でも、レフェリーになるには、自分の論文がアクセプトされるくらいじゃなきゃね」

麻友「この話は、太郎さんを慰めるだけになっちゃったわね。大丈夫よ。頑張って。おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2024年6月5日21時55分である。おしまい。