女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。

残り時間は余りない

 現在2021年11月4日20時37分である。(この投稿は、ほぼ2719文字)

麻友「これは、どういうこと?」

私「麻友さんは、まだ27歳で、十分これからも、やりたいことが、できる」

麻友「太郎さんは、そうではないと言うの?」

私「私が、この病になったとき、父と母は、色んな文献を、読んでいた。私にも、『自分の病気について、知りたくないか?』と、言ってきた。だが、私は、数学を築き直すのが最優先だからと、そんな文献読まなかった」

若菜「1冊くらい、読んでも良かったのではありませんか?」

私「病気になったのは、1994年、それから、父と会社に勤めていた、1998年から2007年のどこかだったかなあ、父に『お勧めの文献は、ありますか』と、聞いてみた。父は、これが良いと、『こころの病気と精神分裂病』というような本を、貸してくれた」

結弦「お父さんにしては、珍しいね。本の題名を、きちんと言えないなんて」

私「これを、検索しようとして、いかに数学や物理学というものが、文献が少ないかを痛感した。確かこんな名前だったと、アマゾンをいくら検索しても、どんどん文献は出て来るけど、『まさにこれっ』、という文献がない」

若菜「数学だったら、題名言うだけで、分かっちゃうし、適当に分野の名前入れれば、写真で分かりますものね」

私「だから、理系の博士号より、文系の博士号の方が、取りにくいと言われている。それは、置いといて、父の貸してくれた本によると、ある青年は、非常に早熟だったのだが、精神分裂病(当時はそう呼ばれていた)になり、アルツハイマーのように、老化が始まり、若くして死んだという。私は、母に、『1995年頃、この本を読まなくて良かった』と言った。早死にするなんて知ってたら、自然科学の良心として、『現代論理学』や、『数学基礎概説』を、全文写しすることなんて、できなかっただろうから」

麻友「太郎さん、まだ死にそうには、見えないけど」

私「2007年頃からでも、14年以上、生きてる。そんな本、信じなかった」


若菜「そうすると、どういうことなんでしょう?」

私「アルツハイマーの方なんだよ」

若菜「えっ、ボケ?」

私「私は、暗記科目は、苦手とか言っていたが、漢詩を覚えたり、曲名を覚えたり、と、記憶力で困ることは、なかった」

麻友「でも、太郎さん。思い出せないとき、というのは、その場で思い出すと、まずかった場合なんだ。なんて言って、前向きに捉えていたじゃない」

私「そう。それで、今まで、乗り切ってきた。だが、麻友さんが、どの程度気付いているか、分からないけど、私が、20時頃にならないと、ブログを書き始められないのは、自分の書いたブログなのに、今までどう書いてきたか、思い出せないからなんだ。読み返しているんだよ」

結弦「思い出せないの?」

私「麻友さんを知った2015年頃は、まだ、問題なかった。だが、1年毎に、確実に、忘れるようになる。いや、本当は、忘れているんだけど、自分では、そういう自覚はない。ブログの記事の題名を見ても、『何書いたんだっけな?』と思って、もう一度読み返す。それを、書いていたとき、麻友さんに対して思っていたことを、思い出し、ルンルンで、読み終える。読み終わったら、何を読んだか覚えていない。そういうものなんだよ」

麻友「確かに、兆候は、あったわね。相対論のブログの『相対論への招待(その2)』という2017年2月12日の投稿で、

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 大学へ入って、3年間勉強して、4回生になって、一般相対論的宇宙論を研究する天体核物理学(てんたいかくぶつりがく)のゼミで、優秀な人達と切磋琢磨していて、その頃、新聞配達のアルバイトもしていて、5月のゴールデンウィークの頃、早朝、朝日新聞を配りながら、一所懸命考えていたとき、分かった。


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と、書いているのに、同じブログで、『結婚をシミュレート(その4)』という2019年3月26日の投稿で、

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 大学4回生で、単位が足りないじゃないかと父が言い出し、学費を払わないと言って、振込用紙を送ってきた。

 私は、仕方が無いので、資格がなくてもお給料が良く、授業の邪魔にならない、朝日新聞の朝刊の配達の仕事に就いた。

「だって、太郎さん、オートバイ乗れないじゃない」

 京都の地形は平らだから、自転車で大丈夫だったんだ。


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と、また新聞配達の話を、初めてのように書いていた」

私「これは、私が気付いた、顕著な例で、他にも、同じ話を、何度もしているのだろうと、思う。統合失調症という名前は凄いけど、脳に損傷を受けてしまって、結局、老人になるのが、早いだけなのだろう。ただ、ボケても、私の身体は、まだ健康だから、何十年も、生きることになる。そうなってしまってから、麻友さんが会いに来てくれても、遅いんだよ」

麻友「私に、ボケ老人の相手を、しろというの? 太郎さん、地活に通っているんでしょ。誰かいないの?」


私「帰り際、私がいつものように、演説していたら、その女の人は、コーヒーを、煎れようとしていた。コーヒーを済ませた後のこと」

その女の人「♪コーヒーをたてないで ♪僕の話を聞いてくれ」

私「歌ですか?」

女の人「私の好きな人の歌で、インディーズだから、出るかな?」

私「名前は?」

女の人「岡山健二さん」

私「You-Tube で、一文字一文字、カクカク」

女の人「あっ、その『夏草』」

私「はい」

You-Tube「♪コーヒーをたてないで ♪僕の話を聞いてくれ」

私「ラジオか何かで、聴いたんですか?」

女の人「前バンドのドラムをやってたんです」


私「この歌詞を、見つけるのは、苦労した。歌詞サービスなどになく、グーグルで『夏草 岡山健二』で、画像検索したら、微かに歌詞の写真が引っ掛かった」

麻友「太郎さんに、魅力を感じる人だって、広い世間にはいるわ。老化だって遅らせることだってできるはずよ」

若菜「新しい展開もあるのかしら?」

結弦「お父さんは、お母さん一筋だろうな」

麻友「もう、寝た方がいいわ。おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2021年11月4日23時49分である。おしまい。