女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

約束だった数学(その9)

 現在2022年9月11日20時22分である。(この投稿は、ほぼ1589文字)

麻友「ちょっと、燃え尽き症候群みたいね」

私「良く分かったな」

若菜「お父さんが、8時9分に起きて、少し本をリュックに入れて、出掛けた。銀行へ行って、預金して、マックへ行ったけど、眠かったのか、帰ってきた。その後、

という本の旧版を、何時間も読んでいて、さらに、2015年の退院後のノートを引っ張り出して、お母さんに、無限大の数を含む、超実数の説明をしようとしてた」

結弦「お母さんに、超実数を作って見せようと、『真理のカメさん』という過去の投稿もながめたけど、『到底理解してもらえない』ということに気付き、ガックリして、ネットを見たりしだしたけど、ふと思い出して、去年の12月20日に買ったマンガ、

を、読み始めた。もう、お母さんに、面白い話をしたくても、手に負えないほど難しい話なしには、無理なんだと、やけくそになっているのは、明らかだった」

私「そのマンガ、買ったの去年だったんだな。途中で、面白くなくて、投げ出してあった。『京都大学理学部に、現役合格した横辺建己(よこべ たてき)が、最初の微分積分学の授業で、あれをされ、ショックを受けて、登校しなくなり、2年留年する』というところまで、だった」

麻友「今日は、どうだったの?」

私「学校から、相談に乗りますよ。という手紙が来て、行ってみると、『友達を作りなさい』と、アドヴァイスされる。そして、ひとり、友達らしい人が、できるところまで、読んだ」

若菜「お父さんとしては、境遇が、違いますね。お父さんは、1年浪人している。また、お父さんは、微積の授業で、最初にあれをされることを、知っていて、先生達にアドヴァイスしようと、用意していた。留年は、していない。友達は、10人以上。親友と呼べる人も、二人か三人いた」

私「取得単位が少ないのは、同じだけど、私の親友のひとり藤田君は、夏休みが明けても、私が出てこないので、同じ一般相対性理論の自主ゼミの友達だった、金子君と言う人と、私の下宿に来てくれたそうだ。もう私は、横浜へ行ってしまっていて、誰も居なかったとのことだった。それくらい、私は、ある意味成功していた。気が狂ったのは、二人の女の人のためなどと言うのは、簡単すぎる結論だ。『一番大切なのは、数学を勉強することだ』などという私が、心を非常に病んでしまっていたんだ。それを、見ないでは、解決は、できない。いや、今さら、解決しても、もう手遅れなんだよな」

麻友「そうなの。太郎さんは、もう、手遅れなのよ。それを、認めた太郎さんは、偉いけど、私に相応しくないということも、認められない?」

私「残酷なこと、言うね。麻友さん。結婚をシミュレートまでした仲なのに」

麻友「辛いけど、敢えて言うわ。私に、分かる説明に、拘っていたら、太郎さんは、いつまで経っても、アーベル賞級の論文は、書けない」

私「アーベル賞級の論文を、書けなくてもいい。麻友さんと、これからも、付き合っていきたい」

麻友「映画『ハスラー』で、恋人は、どうする?」

私「私のために、自殺すると、脅かすの?」

麻友「もう2度と、姿を見せないわよ」

私「麻友さんも、私を、好きなんだね。分かった。数学の記述は難しさ3.のレヴェルで、今後書くよ」

若菜「『サヨナラで終わるわけじゃない』が、かかっているじゃないですか。縁があったら、めぐり逢えるかも知れません」

結弦「7年5カ月の恋だったな。長かったな」

麻友「じゃ、おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2022年9月11日21時39分である。おしまい。