女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

頑張ってるじゃないか、結弦!

 現在2022年11月10日13時32分である。(この投稿は、ほぼ3489文字)

麻友「これは、何?」

私「10月9日に、結弦本人が、実家に来たとき、話したことを、ノートにまとめたものなんだ」

若菜「実物ですか?」 

私「いや、実物は、結弦に持たせてあげた」

結弦「見てみよう」

結弦「僕の本人は、お父さんが、何をやっているか、最初分からなかった」

私「当然だよな、{\sum} (シグマ)なんて、高校2年の学習範囲だものな」

結弦「お父さん。この原稿以外に、スキャンの後、書き添えるものを、研究ノートに書いていたみたいだけど」

私「うん。

『研究ノート5』252ページ

2022.10.25 12:48:02「

書き添えること。

・準備をまったくして行っていなかったので、式が4次式になったり、{\displaystyle \frac{1}{2}n} 倍してしまったり、何度も間違えた。


{\displaystyle \frac{1}{3}n^3+\frac{1}{2}n^2+\frac{1}{6}n} ・・・♥

の式を見て、

「これは、{\displaystyle \frac{1}{6}n(n+1)(2n+1)} になる式だ。因数分解で、やったことがある」

と言ったのは、結弦の方であり、私は、

「えーと、そうなるということは、これで合っているということなのかな」

と、後から気付いた程だった。


・結弦はその後、「あれ公式だったの?」と言ったが、

{\displaystyle \sum_{k=1}^{n}k^2=\frac{1}{6}n(n+1)(2n+1)}

を公式として覚えるならいいが、

{\displaystyle \frac{1}{3}n^3+\frac{1}{2}n^2+\frac{1}{6}n=\frac{1}{6}n(n+1)(2n+1)}

まで公式として覚えていたら、記憶容量がいくらあっても足りなくなる。


・これだけで、結弦が天才だ、などと言う気はないが、少なくとも最初の半年は、湘南高校で、十分付いて行かれているんだなと、安心した。


{\displaystyle \sum^n_{k=1}k^r} という一般の {r} の公式は、作れません。と、先生がウソを言ってくれた。というのは本当。

{\displaystyle \sum^n_{k=1}k^r}{r} を一般の自然数のとき表す試みから、発見者ヤコブ・ベルヌーイにちなんで、ベルヌーイ数というものが、生まれ、それを使って公式が作れるんだ。


     」2022.10.25 13:44:32

 以上。研究ノート253ページまで


麻友「太郎さんは、その {r} 乗のも、暗記してるの?」

私「してない。してない。3乗までしか、覚えてない」

結弦「どういうものを、覚えたらいいの?」

私「ひとつの目安として、志望校の過去問を解いてみて、それを解くのに、必要だった式を、覚えるというのもある」

結弦「僕、高校1年生だよ」

私「伯父さんは、横浜翠嵐に受かったとき、さあ、というので、京都大学(理系)の青本を、有隣堂で買ったよ」

若菜「だから、お父さん!。相手のレヴェルに、合わせて!」


麻友「太郎さん。今まで、毒舌の太郎さんに、いっぱい傷つけられてきた。でも、私に一番刺さった言葉は、何だったか、覚えている?」

私「最近、Spotify を、ときどき聴いてる。そのとき、『ヒカルものたち』という、歌がある。思い出したんだ。

mayuandtaro.hatenablog.com

のときのこと」


*******************************


「楽譜が読めないのに、ベートーヴェン交響曲の話をしたり、ソナタ形式の展開部が、なんていうんだから、頭の中で、どうなってるのかしら。」

 でもこれで、母が、音楽の才能がなかったら、ヴァイオリンを習わせられなかったというのが、分かるでしょう。


「太郎さんのお母さまね。(消えたい)」

 麻友さんが、NHK交響楽団との特別コンサートで、キャスリーン・バトルや、サラ・ブライトマンや、美空ひばりや、中島みゆきのように、朗々と歌おうと頑張って、『太郎さんのお母さまどう見てくれるかしら、どう聴いてくれるかしら、駄目だったらどうしよう。太郎さん、さよなら…』と逃げ出したいのは、分かる。

 でも、麻友さんが、結婚式を挙げるのは、母が相手ではない。私が相手だ。

 それに、実は、麻友さんに、とっておきの秘策を思い付いたんだ。

「秘策?」

 これは、母を黙らせるための秘策ではなく、今年の選抜総選挙に関してのもの。

 実は、弟や母が好きな歌手の一人に、エンヤがいるんだ。今日、その歌を聴いていて、気付いたの。

 エンヤって、知ってる?

「歌手だから、もちろん。」

 だったら話が速いんだけどさあ。

 エンヤって、あの声で、歌っているわけじゃないでしょ。

「あれは、確か、デジタル合成。あっ、そうか!私の声も、デジタル合成で、エンヤみたいにしてみるのもいいか。既に、『ヒカルものたち』でやってるし。1,2曲なら。」

 やっぱり、麻友さんは、血の巡りが速い。良かった。

「これで、K.165のコロラトゥーラを、克服できるわね。」

 まあ、この方法を使うかどうかは、麻友さんの好きにしたら良い。アイディアは渡した。


*******************************


私「『ヒカルものたち』を、聴きながら、あの文章を書いていたときのことを、思い出していた」

麻友「太郎さんって、音楽を聴くと、それが、思考を、支配するのね」

私「そう。ドラクエの音楽とか、全部、反応しちゃう」

麻友「だから、『紛らしている』、うるさいとか、言ってくる」

私「『紛らしている』はね、歌詞に注目してると、うるさいと感じなくなった」

麻友「それ、どういうこと? 太郎さん、歌詞を聞いてないの?」

私「ほとんどの場合、メロディーを、聴いてる。だから、歌詞のない、ベートーヴェン交響曲、大好き」

麻友「だから、第9は敵、とか」

私「まあ、ドイツ語、1年も2年も単位、落としてるしなあ・・・」


麻友「それで、どの言葉が、私を傷つけたか、分かってるの?」

私「世の中の人は、その歌手の声を好きになって、コンサートに通うものだろう。だけど、麻友さんに、

「デジタル合成。あっ、そうか!私の声も、デジタル合成で、エンヤみたいにしてみるのもいいか。既に、『ヒカルものたち』でやってるし。1,2曲なら」

と、言わせてしまった。歌手に向かって、声を変えてみたらなんて、死刑宣告だ」

麻友「ほとんどの歌手は、歌うときマイクを持って、歌っている」

私「要するに、麻友さんの肉声というものは、私は、一度も聞いていないんだ。そして、一度も聴いていないんだ。だって、ドラマにしたって、対談にしたって、コンサートだって、マイクを通しての声なんだものね。でも、あらかじめ録音しておいて、口パクやっているのではないことは、実は、証明されている。2回目のファンミ。何も知らなかった私が、『声が割れてた』、と言って、100点満点で、100点付けた」

麻友「そう。100点だった。あのとき、声が割れていたのは、直前の『UTAGE』で、X JAPANの『紅』(くれない)を、歌ったからだった。そんなの、ファンは、みんな知ってたのに。あの酷い声に、100点満点で100点付けてくれたなんて・・・」


若菜「♪すっぴんじゃ、分かりません~ と、『さばの缶詰』も、流れているじゃないですか。寝ましょ」

結弦「お父さん、ありがとう」

私「微調整して、投稿するよ。今日は、ペーパーレスで、出納帳を付け始めた、記念日なんだ」

 現在2022年11月11日23時13分である。おしまい。