女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

草大福とお茶(その2)

 現在2023年3月10日10時57分である。(この投稿は、ほぼ2413文字)

麻友「昨日の写真」

私「これだな」

若菜「なぜ、大王製紙かと、問い詰めていたのでした」

結弦「また、女の人が、コマーシャルやってたとか?」

私「バレバレだな。実は、大学院に行って、研究したかったのに、直前にお父様が、倒れ、研究どころではなくなってしまった、ある女の子を、応援したかったからなんだ」

結弦「お父さん、不倫してたの?」

私「馬鹿言っちゃいけない」

若菜「だって、お母さんに、断りもなく」

私「大学院に行かれなかった、というのは、2001年のことだよ」


麻友「どういう、知り合い?」

私「湧源クラブの人なんだ」

麻友「なんていう人?」

私「そうだなあ、研究者の場合、名前が売れるというのも、重要だから、本名で行くか。和田志保美(わだ しほみ)さんという人だ」

麻友「太郎さんは、1994年に、中退してる。どうしてその人のことを、知れるの?」

私「湧源クラブで、希望する人だけで、近況報告の冊子をつくっているんだ」

若菜「冊子って、どんなことを、書くんですか?」

私「中退してきた後、3年間は、私は、『健康を害し、休養中です』と、書いていた。3年経って、1997年に


 今年になってからずっとお休みしていた物理をまた始めました。まずは岩波の物理入門コースの復習からです。目標は、HAWKING &ELLIS の The large scale structure of space-time と、BIRRELL&DAVIES の Quantum fields in curved space の2冊の本を読むことです。


と、書いている」

結弦「その頃からの夢だったんだなあ、ホーキングエリスは」

麻友「じゃあ、夢のひとつは、少し片付いた。次のは?」

私「場の量子論と、一般相対論の融合だ」

麻友「どの本?」

私「これ」

麻友「あっこれか。太郎さん、この頃から、目標変わってないのね。そして、数理物理学のまま」


若菜「2001年に何があったのですか?」

私「2001年には、東京大学を受けようと、センター試験を受けている。そして、1月27日~28日に、『21世紀の湧源クラブのためのOB・OG会』というのに参加する。そこで、和田さんに、初めて会っている」

麻友「その人が、すっごい美人だったということなのね」

私「ばーか。そうだったら、麻友さんへの恋はない」

若菜「えっと、私も、台本読んでみましたけど、お父さん、とんでもない醜態を、さらしているんですねえ」

私「台本なんてない」

若菜「お父さんが、
結婚をシミュレート(その5) - 相対性理論を学びたい人のために
のときの、お酒を飲んで、1回だけ吐いたことがあるって、このときなんですねえ。あれっ、でも、石田さんに振られたのって、2001年でしたっけ?」

私「そのOB・OG会へ行ったのは、石田さんの噂を聞くためだった。石田さんが、確かに生きているけど、私に関心はなかったことを知り、失恋して飲み過ぎた。ところが、鎌倉のとらいむへ行っていた頃、もう一度石田さんに熱を上げている。2008年頃だ。だから、15年くらい好きだったというのは、ウソではない」

結弦「その和田さんと、何を、話したの?」

私「和田さんは、湧源クラブにしては、珍しく、文学部だった。大学院へ行くはずだったのだけど、お父様の持病が悪化し、入院に近い状態。妹もいるので、大学院での研究は、諦めなければならない。というように、言っていた]

麻友「そんな人の前で、吐いたの? サイテー」


私「その年の近況報告の冊子で、和田さんが、大王製紙に、務めたことを知った」

麻友「太郎さんは、いつも大王製紙ティッシュペーパー。トイレットペーパーは、エリエール。あれっ、エリエールって、、、」

私「今回気付いたけど、大王製紙の製品なんだね」

若菜「それで? それで? 和田さんは、今も大王製紙に、いるの?」

私「知らなかったんだけど、その後公立はこだて未来大学というところで、博士号取って、その後も、研究と生活の両立に奮闘しているらしい」

麻友「ティッシュペーパー買うときだけ、思い出す、ガールフレンドだったんだ。私、気付いたのよ。太郎さんみたいな人の場合、こういう何々のときの女の人というのも、許してあげないと駄目だって。パートナーだけに優しい人には、なれないのよ、太郎さんって」

若菜「そんなこと、みんな知ってますけど。そもそも、アイドルのお母さんなんて、ボーイフレンドが、100万人いるんじゃなかったでしたっけ」


私「山下真由子さんのことを、書きたいなあ、と思っていた、一昨日、西友ティッシュペーパーを買い、和田志保美さんの名前は忘れていたけど、大王製紙へ行ったあの女の子、どうしてるかな? と、浮かんで、夕方だったが、草大福を買い、そばの自動販売機で、温かいお茶が良いと思って、『あなたのお茶』という100円のを買って、お茶したんだ」

若菜「草大福5個だったら、相当空想が、広がったでしょうね」

麻友「まあ、ときどきなら、外で食べてもいいか」

結弦「お母さんが、そこで折れるなんて」

私「これで、この話は、終わりだな」

麻友「22年間の話だったわね。私も、和田さんを応援するわ。おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2023年3月10日21時56分である。おしまい。