現在2023年5月18日21時42分である。(この投稿は、ほぼ2407文字)
どうしても、この記事を投稿しておきたいのに、昨日の記事のような、切羽詰まった事態が起きてしまい、投稿できないので、今日は、無理にでも投稿する。
現在2023年5月17日20時03分である。
この日は、ジャニーズの記事を書いていた。
現在2023年5月16日19時44分である。
麻友「太郎さん。ポート行ってきたわね。良いことあった?」
私「色々、良いことがあった」
若菜「今日は、英会話の日でしたね」
私「そう。ハッピーアートと英会話は、ほとんど必ず出ることにしている」
結弦「お父さんの英会話力って、本当に、英検3級レヴェルなの?」
私「16年ほど前、鎌倉にあった、ねくすとに通っていた。汲沢にいた頃だから、あれは、2007年か2008年頃だと思う。ねくすとは、就労移行支援の施設だから、就労できるように色々援助してくれて、その当時戸塚のハローワークで、求人を待っていた。一方2021年まで在籍していた、トントン工房は就労継続支援である。どう違うかというと、移行支援は、2年以内という縛りがある。一方、継続支援の方は、制度上在籍に期限はない」
麻友「なるほど、そういう規則があるのね」
私「あるとき、私が履歴書を書いて(当時は、ワープロで書くよりも、手書きの方が、熱意があると見られた)ハローワークへ持って行った。そのとき、一番厳しいけど、優しい、優秀な職員の女の人が、履歴書を見て行って、『実用英語技能検定3級、英検3級かっ』っと、吐き捨てるように言った」
麻友「えっ、それ、言葉の暴力とかにならないの?」
私「なるわけないじゃん。普通の求職者なら、それだけで、傷付いて、引き籠もりになったりするかも、知れないけど、履歴書の表で、既に、京都大学に通ってることが、分かってるんだよ。『この人、頑張って、もっと英検準2級とか、2級とか取れば、就職口だって、見つかるのに、ちょっと、活を入れてやろうか』と思って、言ってくれたのは、明らか」
若菜「じゃあ、お父さん。なんて応えたの?」
私「『そうなんですよ。3級なんですよ』と、応じた」
私「ごめん。麻友さん。寝る前の薬飲んで、もう、眠くなって来ちゃった。この続きは、明日書くよ。一番厳しい人が、なぜ優しいのかも、書けたら書くね。おやすみ」
現在2023年5月16日21時58分である。中断。
現在2023年5月18日21時49分である。再開。
私「どうしても、投稿したいので、一番厳しい人が、なぜ優しいのか、はっきり書いちゃうね。ハローワークだから、普通の人なら、求人票を見ているのに、私は、当時まだ訳されていなかった、『Gravitation』
の原書、
の英単語を、訳していた。それを見た、その職員さんが、
『ちょっと、それ見せてもらって、いいですか?』
と言って、しげしげと眺めていた。そして、2分ほど見ていたと思ったら、いきなり、
職員さん「あなた、接客なんて、どうですか?」
私「私に、できる仕事なら」
と言って、次の日、ねくすとにも紹介状を書いてもらって、準備した」
麻友「接客?」
私「その次の日、面接に行くことになったので、何とか早く起きようと思ったが、ハローワークに3分ほど遅刻した。そのときは、その職員さんは、何も言わなかった。それで、
職員さん「出発しましょう」
私「はい」
と言って、ハローワークから、戸塚駅まで来た。そこで、雑踏のなかで、
職員さん「あなた、本当にこの仕事、したいですか?」
私「あんまり、したくありません」
職員さん「じゃあ、やめませんか? やる気のない人が行っても、落とされちゃうんです」
私「では、やめます。ありがとうございました」
それで、その場で別れて、帰ってきた」
結弦「すっげー」
麻友「クスッ、ちょっと、武勇伝みたいだけど、笑ってごめんね」
若菜「それで、お父さん、どう思ったのですか?」
私「自分が、本当に、働きたいと思ってないのが、職を探していると言いながら、仕事に就けない理由なんだなと、やっと分かった」
麻友「それを、分からせてくれた職員さんだから、優しい職員さんなんだ」
私「そう」
若菜「それで、仕事は?」
私「私が、まともに仕事らしい仕事をしたのは、ねくすとーとらいむートントン工房ときて、ほぼ1年間、大学生に物理の家庭教師をしたこと、そして、戦友の訳した本の校閲をしたこと。本当は、『ホーキング&エリス』を訳すのも、できたら良かったけど、力が及ばなかった」
麻友「『ホーキング&エリス』を、訳せなかったのは、英検3級だったからかしら?」
私「易しい単語まで、辞書引いてるようじゃ、本を訳すなんて、とても無理だよね」
若菜「ちょっと、生意気言って、良いですか? 物理学の本を、訳す場合、書かれている物理学に関しては、完璧に分かっていて、後は、英単語を、日本語に訳すだけ、というくらい、分かっているのが、当然なんじゃないですか? それくらいでなきゃ、読者に失礼ですよね」
私「そう。それが、当たり前。私も、若菜が言うくらい、物理学を分かるよう、日々努力している。今までも、これからも」
若菜「それを聞いて、安心しました」
結弦「51歳で、この言葉を、吐けるんだなあ」
麻友「その職員さんが、優しい職員さんだったというの、今でも太郎さんの心に刻まれているのね。良かったわね」
私「うん。超特急だったが、これで解散」
現在2023年5月18日22時45分である。おしまい。