女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

まゆゆ親衛隊のお陰です

 現在2024年1月15日19時00分である。

麻友「いくら、好きだからって」

私「方法が、無かったんだよ」


若菜「上の会話の説明をします」

結弦「今日、お父さんは、1月に1回の、通院でした」

若菜「病院の帰り、バスを待っていました。ひとつ目のバスは、混んでいて、やり過ごしました。次に来た、バスは、上大岡行きでした。お父さんには、そのバス停に来るのは、横浜駅行きか、桜木町駅行きだという先入観がありました。『上大岡行き? これ、逆向きに走らなければならないバスじゃない? 見届けてやろうじゃないか』と、乗ってみました。そういう、アホらしいことをするのが、お父さんという人なのです」

結弦「乗ってみると、確かに、横浜港のクイーンの辺りまで、来るのです。お父さんは、考えました。『このバスは、横浜駅まで行き、その後、横浜駅経由で、上大岡へ行くのではないか?』仮説を立てたら、検証したくなるのは、科学者崩れのお父さんの性です。降りずに見ていると、これ以上、桜木町駅に近付いたら、絶対横浜駅に行かなければ、ならなくなる。という最後の道で、バスが、左折したのです。『こういうことか?』バスは、運転手さんが、『表示を間違えていました』と、謝ることもなく、走って行きます」

若菜「バスは、90度曲がっただけです。『もう少し曲がらないと、上大岡には、着かない』と、お父さんには、分かっていました。そして、遂に、バスが、左に大きく曲がりました。機械の声で、『弘明寺駅です』と、言っています。その道は、覚えています。放送大学の学生だった、お父さんが、神奈川学習センターに通った道です。『ああ、これなら、上大岡に着く』」

結弦「もちろん、冒険は、これで終わりでは、ありません」


若菜「上大岡という駅が、京浜急行の駅であることを、知っている人は、多いでしょうが、横浜市営地下鉄の駅でもあります。ところが、地下鉄は、地下1階半くらいのところに、改札があって、初めての人には、迷わずに行かれるのは、奇跡のような、とんでもない駅なのです。お父さんは、15年程前に、その洗礼を受けていたので、とても慎重でした。兎に角、『横浜市営地下鉄』という標識を見るたびに、方向を修正し、1度は、横浜銀行の中に、入ってしまったりして、ようやく地下鉄の改札にたどり着きました」

結弦「電車を、待ちながら、あっちこっち曲がったので、混乱気味の方向感覚を、横浜駅向きの電車の線路を見ながら修正して、女性専用車両のところに立っていたので、少しずれて、2両目くらいのところに、立ちました」

若菜「電車が入ってきて、16時くらいなので、空席が十分あるわけで、座ります。今日の病院でのことを、お母様に伝える、メールを、書き始めました」

結弦「上大岡から横浜は、かなりあります。スマホで6行くらい書いたとき、1人おいて白いコートの女の人が、座りました」

若菜「あれっ? 麻友さん?」

結弦「お父さんが、気付けたのは、まゆゆ親衛隊の人達のお陰でした。そもそも、

これで、好きになっているお父さんですし、写真集にしても、横顔なんて、ほとんど無い。そう、この写真がなければ、気付かなかったでしょう。元旦の『まゆプラネット』さんのこのポスト」

若菜「知っている人にそっくりの人がいるけど、本人かどうか、確かめるすべがない、ということは、良くあります。もう一人、まゆゆ親衛隊の人が、カードを切ってくれました」

結弦「そもそも、お母さんのファンの人に取って、イヤモニの、説明は、いらないのでしょうが、一応説明しておきます。歌手というか、テレヴィのアナウンサーなどは、自分の声も、ある程度は、聞こえていますが、自分が歌っている声が、どう収録されているかとか、『それ以上歌っちゃ駄目』という指令などを、耳(ear)モニター(monitor)=イヤモニという、特別のイヤホンで、聴いているのです。そして、お母さんが、AKB48 の歌手だった頃や、ソロで歌うようになってからも、自分が歌わない、インターミッションのところで、お母さんは、よっぽど耳が良くて、小さい音でも聴こえて、気になるのかどうだか、その、イヤホンを、触るのです。花柄の耳飾りのようなものなので、イヤリングだと思っている人もいるかも知れませんが、お母さんが、触っているのは、そのイヤモニです」

若菜「もう、お分かりでしょうが、その1人おいて座った女の人が、しきりに右の耳を、触っているのです。第1チェック関門突破」

結弦「第2チェックは、お父さんの『麻友さん判定条件』です。お母さんには、『出逢いの続き』の写真で分かるように、右目の目の下に、小さいほくろがあるのです。ほくろのない写真や、左目の下にほくろのある写真もありますが、左目のものは、左右反転した写真、ほくろのないものは、修正したものです」

若菜「初めに言っておきますが、お父さんが、1m弱の距離で、お母さんを見たのは、これまで1回きり。W3M∞の2回目のファンミでの、お別れのときだけです。お父さんは、目が悪いので、『シティ・オブ・エンジェルズ』で、前から2列目の中央という好条件をもらっても、ほくろなんて、到底見えません。でも、神様が、味方したんですかね。『どうも、ほくろがあるようだ』と、判定しました。そうすると、第3チェックは、・・・ どうして、あんなことしたんですか? お父さん」


私「まず、もうちょっと、状況を話しておこう。麻友さんが、途中で乗ってきて、1人おいて座った。そして、私が、気付き、判定を重ねた。2駅か3駅、本人かどうか、考えていて、3駅くらいたったところで、別な人が、乗ってきて、2人の間に、座った。この頃、やっと、右目の目の下のほくろのチェックまで、終わった。ここで、第3チェックに入ろうとした」

結弦「第3チェックでは、何をするつもりだったの?」

私「『麻友さん?』って、小さい声で、呼びかけてみるつもりだった」

若菜「そんな、群衆の中で!」

私「第2チェックの、次なんて、もう、本人か確かめるしか、ないじゃん」

結弦「まあ、女の子の気の引き方なんて、何にも知らない、お父さんだもんな」


私「実際起こったことを、話すと、なんとか、話しかけられないかなあ、と、間の人を、疎ましく思っていたら、桜木町で、その人が、降りたんだ。それで、取り敢えずそばへ行ってと、1人分動いて、麻友さんの、横に座った。そうしたら、『さっきからこっちばっかり見ていた変なおじさん』と、思ったのかどうか、麻友さんも、降りて行ってしまったんだ。私は、状況が掴めず、しばらく放心状態だったが、『麻友さんが、待っている可能性もあるかな?』と、まだ電車が止まっていたので、降りた。桜木町で、などと書いているが、このとき、どの駅で降りたのか、良く分かっていなかった。ホームの前の方とか、改札口とか、探したが、麻友さんらしき女の人は、どこにもいなかった」

若菜「それで?」

私「来た電車に乗ったら、そこが、桜木町駅だったことが、分かった」

結弦「それで?」

私「横浜駅まで乗って、帰ってきた」

若菜「じゃあ、第3チェックまで、通過しないと、本人と、認めないわけ?」

私「本人じゃなかったら、私の荒唐無稽の話に、付いてこられない」

結弦「だってさ」


若菜「そんなに深刻なことが、起こったとはおもえないわ。私は、女だから、分かる」


麻友「太郎さんという人が、どういう人か、良く分かったわ。確かに付き合いにくいわねぇ」

私「もう、21時46分だ。分子生物学の日で、楽しみにしていただろうけど、もう寝る前の薬飲むよ。解散」

 現在2024年1月15日21時48分である。おしまい。