女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

なぜ働かなければならないの?

 現在2022年7月11日19時43分である。(この投稿は、ほぼ1880文字)

麻友「何度か、書こうかどうか、迷っていたみたいだけど」

私「『約束だった算数(その8)』のおまけとして、書こうかとも思ったんだけど、きちんと、ひとつの投稿としようと、決心した」

麻友「中学生のときから、働いていた、私に取って、働くのは、当然なのよ」

私「逆に、私は、『なぜ、働かなければならないの?』という人間だった」

若菜「知ってます。ノーベル賞、全部門ですものね」

私「それだけでなく、大学の3回生のとき、藤田君の相対性理論のゼミで知り合った、小野くんという人と、書籍部へ行って、こんな話をした。


小野「もう、就職活動しなきゃな」

私「大学院へは、行かないの?」

小野「俺のオヤジ、大学院の学費なんて、出してくれないよ」

私「お父様に、頭下げてでも、大学院へ行けばいいのに。学部だけでは、物理なんて、分かったことにならないよ」

小野「大学院なんて言ったときの、オヤジの顔が浮かぶよ」


というやりとりが、あった。この時期、京都大学理学部でも、中学や高校の先生を含め、就職という道を選ぶ人も多く、『のんきな松田君に、就職活動させなきゃ』と、友達達の何人もが、色々動いていた」

結弦「『動いていた』なんて、まさに、のんきに言ってるけど、お父さんは、どう思っていたの?」

私「入学したばかりに、精神科の先生から、


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私「この精神科で、お医者さんは、『現実観念が、薄いと思うが、理学部なんて、キ印ばっかりだから、なんとかなるだろう。それに、そういう生活をしていたら、周りが、助けてくれるだろうから、友達に任せた方がいいかも知れないな。でも、彼女のことにしても、やってはいけないことをしたら、社会の罰を受けるよ。とにかく、京都大学理学部というところは、なんのかんのやっても、卒業させてくれるところだから、大丈夫だよ』と、言ったのだ」


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    (相対論のブログの『アルツハイマー認知症』の投稿より)


と、言われていた。だから、『周りが、助けてくれる』って、このことか。と、合点が行った」

麻友「本当に、見ていられないわね。一体、太郎さん、就職するつもりは、あったの?」

私「ないよ」

麻友「まったく?」

私「もちろん」

若菜「その頃は、AI に仕事を奪われるとか、そういう時代じゃないですし、皆、働くのは、当然だったんじゃ、ないですか?」

私「そういう頃だから、私の父も、自分が子供の教育、間違えたと、思った。そして、


父「世の中に出たら、お金を稼ぐってことが、1番くらいに、重要になるんだよ。でも、学校では、あまり、どうやったらお金が稼げるかということは、教えてくれないんだよ」


と、私と、当時高校1年の弟に、言った。当然、私は、


私「そんなこと、高校生に教えるのは、間違っている。太郎、世の中がそうだとは、思わないよ」

父「だから、大学から戻ってくるようなことに、なってる。お前は、間違ってるんだよ」


と、本気で、言っているが、父には届いていない」

麻友「それは、届いていないんじゃなくて、太郎さんの方が、間違っているのよ」

私「うん。最近は、少しは、分かるようになった。少なくとも、1940年代に生まれた父達や、1970年代に生まれた私達に取って、働くのは、当然だったんだよね」

麻友「1990年代の私だって、そうよ」

若菜「私達は、黙っていましょうね」

結弦「うん」


私「いつも、投稿は、完成品を、見せていた。だが、今晩、これを、完成させようと思うと、0時近くなるし、ちょっと、出だしを読んで、空想に浸るというのも、楽しいのでは、ないだろうか? 次回は、こう進む。現在の私には、定収入は、2カ月に1回13万円くらいと、いつも言ってきた。でも、きちんと確かめてみた。銀行口座を調べ、最近のものは、6月15日に、国民厚生年金が 129,633 円と、年金生活者支援給付金 10,040 円 が、振り込まれていることを、書き取った。こういう話を読んで、働かないで、年金だけで、生きていきたいと、思うかどうか、各自考えてみて欲しい」

麻友「じゃ、おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2022年7月11日21時08分である。おしまい。