現在2024年2月22日18時56分である。(この投稿は、ほぼ1765文字)
麻友「前回は、大失敗だった。今回、どうなったのかな?」
若菜「この投稿のときの話の続きですね」
私「今日は、ポートへ行って帰りの車中であった。京浜急行で、逗子・葉山からの帰り、小雨のため、邪魔な傘を持て余しながら、スマホで自分の投稿をチェックしていた。ふと、とても良い香りが漂った。今の駅で乗ってきた女の人が、左に座ったから、あの人の香水かな? と、考えながら見ると、クリクリッと形の良い瞳の女の人である。この段階で、『可能性ある』と思い、判定を始める。だが、横顔だけでは、なかなか分からない。イヤモニを触るしぐさもしない。そこで、『新しい方法を、開発せねば!』と、思ったのである」
麻友「なるほど、少しは考えた」
私「もう、名前を確かめようと思った。日ノ出町の駅を出て、電車がトンネルに入る。トンネルを出たら、質問しようと勇気を振り絞って、
私『あのー、人違いかも知れませんが?」
向こうが、『はい』と、こちらを見て、その瞬間、麻友さんでないことは、はっきりしたが、
『ああ、違いました』
と、そのまま言うのは、申し訳ないので、
私『わたなべさんですか?』
と、聞く。そうすると、向こうは、どう答えようか一瞬考えて、
その人『いえ、違います』
と、言ったので、
私『あっ、ありがとう、ございました』
と、お礼を言って、そのまま横浜で、その人は降りていったので、おしまい」
若菜「お父さんも、日本語が、使えるようになったんですよね」
麻友「恋愛のテクニックどころか、今まで、日本語で見知らぬ人としゃべることすら、出来なかった訳よね。アイドルを、好きになるって、こういう男の子もいるのよね」
若菜「でも、これじゃ、いつまで経っても、お母さんに会えないじゃないですか」
結弦「瞳の綺麗な女の人、ひとりずつ、チェックしていくの?」
私「思い出してもらうと分かるように、最初に、スマホばかり見ている私の顔を上げさせる、香水のような匂いが、漂ってる。麻友さんが、私とソッと会おうという場合、ここから準備してくれれば、私が、気付ける」
若菜「ソッと会って どうするんですか?」
結弦「ズボンとベルトを選んでもらうんでしょ」
若菜「もう、どうして、ソッと会う必要があるんですか?」
麻友「私が、太郎さんを選んでいるなら、太郎さんを、韓国か中国へ、連れて行っちゃってるはずよね」
結弦「そうなっていないということは、お父さんは、お母さんに、どうとも思われていない」
私「ここまで、投稿を書いてきて、私のお願いを、ペンケースのときは、適えてくれたことを、思い出した。『麻友さんの写真が貼ってあるズボンなんて、嫌だよ』などと思いながら、アマゾンの検索窓に、『渡辺麻友 ズボン』と、入れてみる」
結弦「えっ、出てくるの?」
私「
こんな恥ずかしいのは嫌だけど、その横に、
というのが、ヒットしてる。これ、パジャマなんだ。これなら外に着ていかないから、家族も怒らないし、今のパジャマ、ズボンのウエストのゴムが伸び切ってて、新しいのが欲しかったところだった」
若菜「お母さんの写真をプリントしたグッズが、色々あるということですか?」
私「今まで、タペストリーくらいは、知っていたけど、こんなのがあるのは、知らなかった。パーカーも、良いなと思ったけど、外に着ていくぐらいなら、本物の麻友さんを、妻として連れて行きたい」
結弦「なんだ、お母さんと、お父さん、結構心通じ合っているんじゃない」
麻友「太郎さんが、気付いてくれたのは、嬉しいわ」
私「今晩は、これで寝るけど、一歩2人が、歩み寄ったのが、感じられるね」
若菜「4年掛かってですか?」
結弦「カメの歩みだ」
私「じゃあ、解散」
現在2024年2月22日22時11分である。おしまい。