女の人のところへ来たドラえもん

21歳の女の人と43歳の男の人が意気投合し、社会の矛盾に科学的に挑戦していく過程です。                    ブログの先頭に戻るには、表題のロゴをクリックして下さい。                                   数式の変形。必ずひと言、添えてよ。それを守ってくれたら、今後も数学に付き合ってあげる。

多世界解釈

 現在2024年3月2日21時13分である。(この投稿は、ほぼ1494文字)

麻友「私のことは、許してくれるんじゃなかったの?」

私「アマゾンで、『渡辺麻友 ペンケース』と、調べたら、今でもペンケース売られていた。

麻友さんが、私だけに、特別扱いしたわけではなかった」

麻友「そうなのよ。太郎さんは、私の、大切な人ではない」



私「4日前、ここまで、ブログに書いてあった」

結弦「気が変わったの?」

私「この写真を撮ってから、気が変わった」

若菜「パジャマ、届いたんですね。今日ですか?」

私「昨日届いていた」

結弦「気付かない、なんて珍しい」

私「真っ黒なビニールで、ギューッと、つぶされて、ポストに無理矢理、詰め込んであったんだ。今日、県のたよりが、入る場所ないよ、とばかりに、上に載せてあったので、気付いたんだ」

麻友「そんな、ポストに入る量かしらね」

私「ちょっと、無理矢理だと思ったが、ポートへ持って行き、開封した」


若菜「メンバーさんもいたのに」

私「見せても良いと、思っていたんだ」

結弦「この間、マックで、お茶したんじゃなかった?」

私「パジャマ見せたときは、どうなるかなと、思ってたんだ」

麻友「その人は、今でも、太郎さんに気持ちがある?」

私「それは、分からない。ただ、その人は今度、京都芸術大学の通信講座に入ろうと思っていると、言ってたけど、美術のことは、全然分からないので、評価できない。ちょっと、厳しいようだけど、諦めてもらった方が良いように思う」

若菜「ポートで開封して、家に持って帰ってきたんですね。それで、着てみたんですか?」

私「すぐ着るわけには行かない。まずシャワーを浴びて、それから着た」

麻友「それで、この写真か」

私「麻友さんが、身近にやって来て、なんか不思議な気分になった」

麻友「私を、解放してくれる気分に、なりかけていたのに」

私「数学的な証明は、ややこしいから、今はしないが、多世界解釈というこの世界の解釈の仕方がある。村上春樹の『1Q82』という小説は、これをモチーフにしたものらしいが、私は読んでいないので、分からない。簡単に言うと、私自身の世界では、私があくまで麻友さんをめとりたいと願って、麻友さんと結婚できても、麻友さんの世界では、麻友さんの一番好きな人と、麻友さんは結婚できる。そういう風に、色んな世界が共存できるという解釈なんだ。パラレルワールドと、呼ばれることもある」

麻友「太郎さん。どうしても、私と結婚したいの?」

私「結婚ありきではなく、まず恋人として、付き合いたい。決して、失望させることは、ないと思うよ」

麻友「友達としてでは駄目なの?」

私「だって、麻友さん。友達として、付き合ってくれないじゃん」

麻友「それは、事実だけど、私が、今生きている世界は、太郎さんの世界なのね。私が、やりたいように生きたかったら、好き放題生きれば良い。それでも、太郎さんの世界では、太郎さんと私は結婚できてるのね」

私「麻友さんが、ほんのちょっと生き方を、私よりに変えてくれれば良いんだ」

麻友「ちょっと、恐いけど、考えてみるわ。おやすみ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

私「おやすみ」

 現在2024年3月6日23時16分である。おしまい。